iPad Air(M2)の内部構造を確認〜iPad Pro(M4)よりも強度が低い?

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iFixitが13インチiPad Air(M2)を分解、内部構造を紹介しています。

13インチiPad Air(M2)13インチiPad Pro(M4)ではロジックボードの搭載位置と構造が異なり、13インチiPad Air(M2)縦方向の曲げに対する耐性が若干低いかもしれません。

目次

13インチiPad Air(M2)の分解

iFixitが今回分解するのは、13インチiPad Air(M2)です。

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13インチiPad Air(M2)の透視画像

13インチiPad Air(M2)の上下にスピーカーが、右横にフロントカメラが搭載されています。

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13インチiPad Air(M2)の内部構造

13インチiPad Air(M2)のロジックボードは片側に寄せて搭載されています。

13インチiPad Pro(M4)ではロジックボードを中央(2つのバッテリーの間)に搭載したうえでそれに金属製カバーを被せてリブ状の構造とし、強度を高めているのに対し、13インチiPad Air(M2)にはそうした工夫は見られません

そのため、13インチiPad Air(M2)よりも縦方向での曲がりに弱い可能性があります。

ただし、筐体の厚みが13インチiPad Air(M2)とは異なるので必ずしもそうとは言えません。

ほぼ同じ構造と思われる筆者の11インチiPad Pro(第1世代)は、およそ6年間、新型コロナウイルス感染症蔓延に伴う自粛期間を除き、満員の通勤列車内で入れたカバンが押されるなどの環境で使っていますが、全く曲がっていません

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13インチiPad Air(M2)と13インチiPad Pro(M4)のバッテリーを比較

13インチiPad Air(M2)のバッテリーは13インチiPad Pro(M4)のように左右に分割して搭載されておらず、容量の最大化が図られています。

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13インチiPad Air(M2)のロジックボード

13インチiPad Air(M2)の中央にM2が搭載されていますが、13インチiPad Pro(M4)のように銅製のAppleロゴに熱を伝えてヒートシンクのように活用できる位置にロジックボードが搭載されているわけではありません。

13インチiPad Pro(M4)ほど放熱に留意する必要がないのでしょう。

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13インチiPad Air(M2)と13インチiPad Pro(M4)のフロントカメラを比較

13インチiPad Air(M2)のフロントカメラは右横に移動、13インチiPad Pro(M4)のフロントカメラの搭載位置も右横ですが、Face ID機構も搭載されている点が異なります。

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13インチiPad Air(M2)の修理しやすさは3点

iFixitによる13インチiPad Air(M2)の修理しやすさは、10点満点中3点です。

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13インチiPad Air(M2)の分解動画

iFixitによる13インチiPad Air(M2)の分解動画は、下記から確認下さい。

Source:iFixit

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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