Apple、バンク・オブ・アメリカからダイバーシティ担当役員を引き抜き

apple インクルージョン ダイバーシティ

Appleは新たなインクルージョン・ダイバーシティ担当副社長として、シンシア・ボーマン氏を雇い入れたことが明らかになりました。ボーマン氏は大手銀行バンク・オブ・アメリカで長きにわたってダイバーシティに携わってきた人物です。

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Appleはボーマン氏の雇用についてコメント

17年間バンク・オブ・アメリカで務めたボーマン氏が、Appleに加わったとニュースになっています。

Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏は、Appleのボーマン氏のインクルージョン・ダイバーシティ担当副社長として抜擢についてのコメントを共有しています。

シンシア・ボーマン氏がAppleの次期インクルージョン・ダイバーシティ担当副社長を務めることになり、大変嬉しく思っています。シンシアは、その分野における優れたリーダーであり、Appleのインクルージョンとダイバーシティの推進活動に深くコミットしています。

Apple広報担当者

Apple社内はそこまでダイバーシティに優れていない?

従業員の多様性向上を進めてきたAppleですが、人種的マイノリティ従業員の割合はそこまで上がっていないといわれています。

2014年〜2022年にかけて、米国の黒人従業員の割合は7%からおおよそ9%へと上昇するにとどまっています。アジア系従業員は30%へと大きく増加していますが、ラテン系従業員の割合は11%から15%へと増加したのみで、女性従業員の割合は2014年の30%から35%への微増となっています。

「人種公道正義イニシアティブ」に当初の予定の2倍を支出

Appleは昨年6月、2020年に設立した「人種公道正義イニシアティブ(REJI)」に当初予定していた金額の2倍を支出した、とプレスリリースで発表しました。

REJIは十分なサービスを受けていない人種的グループに対する機会提供の拡大と公平性の向上を目的とした活動を基盤としており、学校やコミュニティでの深い関わりを通じてより公正で公平な世界を築くことを加速させることを目的としています。

Source: Bloomberg

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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