Apple、データセンター向けAIで他社に追随
Appleがデータセンターのための人工知能(AI)チップの開発を行っている、とThe Wall Street Journalが伝えています。AppleはすでにiPhone、iPad、Apple Watchなどの製品向けに自社Appleシリコンの開発を行っているため、この流れは意外と自然であるとの見方のようです。
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AppleはAI開発でそんなに遅れを取っていなかった?
Appleのデータセンター向けAIチップは、社内で「プロジェクトACDC」と名付けられており、AIプロセスに特化したサーバーファーム向けに設計されているとのことです。
Appleは6月の世界開発者会議(WWDC)でAI関連の発表を行う見通しですが、今回のニュースは、遅れを取っていたとされるAI開発におけるAppleのポジションを再認識させるものであると言えます。
Appleは今年最大2万台のサーバーを購入する可能性
Appleは今年47億5,000万ドルという巨額をAIサーバーに投じる可能性がある、と昨年10月に報じられました。MicrosoftやMetaの持つ技術力に追いつくのがAppleの目標とのことでした。
Appleは長年開発を続けてきた自動車事業を捨ててまでAI事業に注力しているともいわれており、流れに乗り遅れないよう躍起になっているのが伺えます。
Appleは「日常生活で役立つAI」を展開予定
Appleは他の巨大ハイテク企業との差別化要素として、「日常生活で役立つAI」というのを押し出す見込みであると伝えられています。具体的には、テキストの要約機能などがすでに判明しています。
AppleのiOS18のAI機能の全貌は6月開催のWWDC 2024で明かされる予定です。
Source: The Wall Street Journal via AppleInsider