Apple Watchの特許出願、ヘルスケアに加え複数の環境センサー搭載計画

Apple Watch Series X AG_1200

Appleが、Apple Watchに複数の環境センサーの追加を検討していることが、最新の特許出願情報から明らかになりました。

Apple Watchに追加される新センサーや新機能はヘルスケア関連のものが中心でしたが、それ以外のものも検討されているようです。

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Apple Watchへの搭載が検討されているセンサー

Appleが現地時間2024年3月14日に米国特許商標庁(USPTO)に出願したのは、「風速計を備えた電子機器」に関する特許です。

この特許には、Apple Watchに下記のセンサーを搭載するアイデアが記されています。

  • 風速計
  • 放射熱センサー
  • 熱流束センサー
  • 日射量計
  • 温度計
  • 水分センサー

例えば風速計の活用例として、サイクリングを行っている場合、GPS信号をもとにした移動速度(対地速度)と対気速度を比較することで、風速や、向かい風もしくは追い風の状況を確認できる可能性があります。

他のセンサーも、いずれも屋外での使用時の活用を目的としたものでしょう。温度センサーと日射量計を組み合わせれば、熱射病の危険に関する警告を出すなどのアイデアが考えられます。

強化領域は引き続きヘルスケア領域か

Apple Watchに関して出願された特許はヘルスケアに関するものが多く、より注力していると予想されます。

Apple Watch Xでは、睡眠時無呼吸症候群の検知機能と間に合えば血圧測定機能が搭載されるとの噂があります。

ただし、長年待望されている非穿刺型血糖値測定機能の実装は当分先になりそうです。

睡眠時無呼吸症候群の検知には、血中酸素濃度測定センサーを用いる必要がありますが、このセンサー技術を巡って特許紛争が生じていますので、米国モデルでは2028年8月まで本機能が利用できなくなることが懸念されています。

Photo:AppleGeek(@Apple_Geek_Actu)/X

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