クックCEO、今年中に新AIサービスの発表を示唆「新境地を開く」
Appleは現地時間2月28日、年次株主総会を開催しました。その中で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が、「(Appleは)2024年に生成AIの新境地を開く」とコメントしたことが話題になっています。
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今年新サービス発表を示唆?
AppleのクックCEOは、「(生成AIは)ユーザーに変革をもたらす」と述べており、今年新たなAI関連サービスの発表を匂わせています。
同氏はここ最近の数カ月、Appleの人工知能の取り組みについて何度が発言しており、「かなりの投資を行っている」「膨大な時間と労力を費やしている」などと、その力を入れようを強調しています。
iOS18で新たな生成AI機能が追加されるとの噂がありますが、他にも「iWork.ai」ドメインの取得により明らかになったオフィス関連サービスのAI変革や、開発者向けのXcodeのAI機能なども注目を集めています。
Apple CarからAI事業へとスイッチ
Appleは2014年頃から「Titan」と名付けた自動運転車プロジェクトを推し進めてきましたが、今週になって急遽プロジェクトを取りやめると従業員に発表したことが大きな波紋を呼んでいます。
Appleが自動車開発を諦めた正確な理由は定かでありませんが、AI事業により注力するためというのが最も有力な線だと言われています。
自動車開発においてライバル中国企業に先を越されたことも、プロジェクト「Titan」を断念した大きな理由の一つかもしれません。投資家たちはAppleのAI路線への変更に肯定的で、ニュース発表後に株価は若干の上昇を見せています。