Apple、自社生成AI「Ask」をAppleCareサポートに試用中

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Appleは、AppleCareのサポートアドバイザー向けに自社開発の生成AIツール「Ask」を試用している、と伝えられています。このAIはOpenAIのChatGPTのようにフォローアップ質問をすることができるそうです。

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回答内容はナレッジベースから取得

MacRumorsが入手した情報によれば、Appleが試用している生成AIAsk」は、顧客から受けた技術的な質問に対して回答を自動的に生成できるとのことです。AppleCareのアドバイザーは、実際にその回答内容をオンラインチャットや電話で顧客に伝えているそうです。

Askが提供する情報は、Apple社内で有用な情報や知見を一定の形式でデータ化したナレッジベースから取得されており、アドバイザーは回答に対して「役に立つ」もしくは「役に立たない」かで評価できるようになっているとのことです。アドバイザーは1つのトピックにつき最大5つのフォローアップ質問をすることが可能で、フィードバック収集後にはより多くの人員へのツール提供が計画されているそうです。

Appleは今年多くの生成AIサービスを展開か

Appleは今年多くの新たな生成AIサービスを展開するとみられており、現在のところプライバシーを優先した「Apple GPT」や、Xcodeへのコード生成AI機能の実装「Pages」「Keynote」「Numbers」でのAI機能の追加などが噂されています。

iOS17.4が3月にリリースされると予想されていますが、Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏によれば、AppleはiOS18から本格的な生成AIの導入を計画しているとのことです。

Photo: News On Apple

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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