iOS17.4のPodcastsアプリ、番組内容を高精度自動文字起こしの新機能
iOS17.4の開発者向けベータで、Apple純正のPodcastsアプリに自動文字起こし機能が追加されました。Apple Musicの歌詞と同様、番組の進行に合わせて表示が切り替わるほか、キーワードで検索して該当部分を再生することもできます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iOS17.4のベータで、Podcastsアプリが番組内容を自動で文字起こしする。
2. 自動音声認識による文字起こしの精度は高いとの評価。
3. 現在、英語など4言語のみ対応で、日本語には非対応。
Podcastsの内容を正確に文字起こし
開発者向けにリリースされたiOS17.4ベータでは、PodcastsアプリにApple Musicの歌詞表示と同様のボタンが追加されており、タップすると番組全体の内容を自動で文字起こししたテキストが表示される、と米メディアMacRumorsが報じています。
文字起こしは自動生成によるものですが、認識はかなり正確だ、とMacRumorsは評価しています。
公開されたばかりの番組でも、数秒間で番組全体の文字起こしテキストが生成されます。
文字起こしテキストには検索機能もあり、検索にヒットした部分をタップするとその部分を再生可能です。
文字起こしの内容をざっと見て、番組を再生するかどうかを判断するのにも有益そうです。
現時点では、Podcastsアプリで再生できるすべてのエピソードが文字起こしに対応しているわけではありませんが、Appleは過去のエピソードにも順次、文字起こしテキストを追加する予定だと説明しています。
現時点では英語などに対応、日本語は非対応
文字起こしに対応している言語は現在、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の4言語で、残念ながら日本語は非対応です。
現時点で日本語に対応していないのは残念ですが、外国語の学習などには活用できそうです。
EU対応のほか、次世代CarPlayのヒント、iOS18のAI強化のヒントも
3月に公開予定のiOS17.4は、ヨーロッパの規制に対応したアップデートとして、ヨーロッパでApp Store以外からもアプリダウンロードが可能になるほか、標準ブラウザにSafari以外を設定できるようになります。
このほか、次世代CarPlayに搭載される新機能を示す記述や、iOS18で強化される人工知能の開発にChatGPTを使用していることが分かる記述が発見されています。
Photo:MacRumors
(hato)