ファインウーブンケースはレザーケースと同価格も、原価は3分の1以下!環境だけが目的?

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Appleは環境負荷を低減させる目的でレザーケースの製造販売を終了、ファインウーブンケースに切り替えました。
 
しかし、環境負荷低減というお題目とは別に、意図したものかどうかは別として製造コスト削減という目的もあるのではないかとの指摘がなされています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleがレザーケースからファインウーブンケースに切り替えたのは、環境負荷だけではなく製造コスト削減も理由の1つと指摘。
2. ファインウーブンケースの製造コストはレザーケースの3分の1程度、しかし、販売価格は同じ。
3. iPhoneへのEarPodsの同梱を中止して結果的にAppleの利益が増加したのに似ていると厳しく指摘。

製造コストはレザーの3分の1以下も、販売価格は同じ

1平方フィート(およそ929平方センチメートル)あたりの製造コストは、レザーケースがおよそ10ドル(およそ1,450円)だったのに対し、ファインウーブンケースはおよそ3ドル(およそ435円)に留まっていると、YouTubeチャンネル「Apple Explained」が説明しています。
 
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この点だけを考えれば、環境負荷が軽減され、製造コストも下がったのですからメリット多数と感じます。
 
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しかし、ユーザーにとっての問題点は、製造コストが3分の1以下になったにも関わらず、ファインウーブンケースの販売価格は、レザーケースと同額であることです。
 
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もちろん、環境負荷を低減させる素材開発費が新たに生じているのかもしれません。
 
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しかし、環境を理由とするこうした対応は、iPhoneへのEarPodsの同梱を中止して結果的にAppleの利益が増加したのに似ていると、「Apple Explained」は指摘しています。
 
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ファインウーブンマグネティックリンクの購入見合わせ

外箱などパッケージ代金はファインウーブンケースとレザーケースとで同じであり、単純に製造コストの差額分を値下げするのは無理としても、こうした動画を見た結果、筆者は買う気満々だったApple Watch用ファインウーブンマグネティックリンクの購入意欲がなくなりました。
 

 
 
Photo:Apple Explained/YouTube
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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