iMessageがAndroid対応、ユーザーはもっと喜ぶべき
AppleはiMessageのAndroidとの親和性をさらに高めていく方向性を示しており、RCS(リッチコミュニケーションサービス)のサポートもついに実現することがわかっています。しかしながら、一部のiPhoneユーザーはAndroid対応に肯定的でないと報告されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleはiMessageのAndroidとの親和性をさらに高めていく方向性を示している。
2. RCSのサポートも実現するが、肯定的でないユーザーもいると報告されている。
3. iMessageユーザーにとって、ユーザー体験が向上することが望まれる。
iMessageがもっと便利になるはずなのに何故?
昨今iMessageは、欧州連合(EU)のデジタル市場法の対象となるか否かなど、オープン化をめぐる議論が加速しています。
規制当局やGoogle、Samsungなどの圧力を受け、ついに来年RCSの採用を決めたAppleですが、この決定に対して必ずしも肯定的でない人がいるとのことです。
RCSをサポートすることで、既読、入力中インジケーター、位置情報共有、高画質画像や動画の送受信など、これまでiPhone同士でしか利用できなかった機能がAndroidデバイスとの通信でも使えるようになるため、間違いなく喜ぶべきことなのに、どういうことか、とMacworldが疑問を投げかけています。
Androidユーザーが疎外されるのを楽しんでいた?
一部のiMessageのオープン化に反する人は、これまでAndroidユーザーがiMassageとメッセージをやり取りするとき、緑の吹き出しで疎外されるのを見て楽しんでいた、とMacworldは指摘しています。
このようないじめに近い現象がもたらす影響をAppleがあまり考慮してこなかったというのも信じられないことだ、と同メディアは続けています。
RCSでも吹き出しは青に変わらず
最近、Androidアプリなのに青い吹き出しが出るメッセンジャーアプリが注目を集めていますが、AppleはRCSの採用後もAndroidデバイスに青い吹き出しの使用権限は与えない意向を示しています。
この決定が今後どのような効果を生み出すのか今はわかりませんが、iMessageユーザーにとってユーザー体験が向上することが望まれる、とMacworldは投稿を締めくくっています。
Source:Macworld
(lexi)