Apple、「パーソナルボイス」を紹介する動画広告を公開。国際障害者デーに向けて

The Lost Voice

The Lost Voice
 
Appleは現地時間11月30日、iPhone、iPad、Macで利用できる新しいアクセシビリティ機能「パーソナルボイス」を紹介する心温まる動画広告を公開しました。
 
iOS/iPadOS17及びmacOS Sonomaで導入されたパーソナルボイスは、発話能力を失うリスクのある人が、自分が話しているように聞こえる合成音声を作り、他の人とのコミュニケーションに使うことができる機能です。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple、「パーソナルボイス」機能を紹介する心温まる動画広告を公開。
2.パーソナルボイスは、自分の声のように聞こえる合成音声を作成できる。
3.動画では国際障害者デーのために制作された物語が朗読される。

国際障害者デーのために制作された物語を動画内で朗読

パーソナルボイスは、「ライブスピーチ」と呼ばれる別のアクセシビリティ機能と統合されており、ユーザーは文字を入力して、対面での会話、電話、FaceTimeビデオ通話中に自分の声と似たパーソナルボイスで話すことができます。
 
「The Lost Voice(失われた声)」というタイトルが付けられた今回の動画では、医師で障害者支援者でもあるトリストラム・インガム氏が、パーソナルボイスとライブスピーチを使って、幼い少女に寝る前の物語を読み聞かせています。インガム氏が朗読しているのは、国際障害者デー(12月3日)のために制作された動画タイトルと同名の児童書だということです。
 

現在は英語のみに対応

ユーザーは、iPhoneまたはiPadでランダムに選ばれたテキストプロンプトを読んで音声を15分間録音することで、パーソナルボイスを作成できます。「設定」 > 「アクセシビリティ」 > 「パーソナルボイス」を順にタップすることで、この機能を利用可能です。今のところ、パーソナルボイスは英語にのみ対応しています。
 
Appleによると、この機能はユーザー情報のプライバシーとセキュリティを守るためにデバイス上の機械学習を使用しているということです。
 
 
Source:Apple via MacRumors
Photo:Apple
(m7000)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

特集

目次