OpenAIの公式アプリ「ChatGPT」の音声会話機能が、無料ユーザーも利用可能に

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OpenAIは現地時間11月21日、iOS及びAndroid向け公式アプリ「ChatGPT」の音声会話機能を、無料ユーザーにも利用可能にしたと発表しました。同社は9月、ChatGPTアプリに音声会話機能を追加しました。これまでは、有料のPlusプランとEnterpriseプランの加入者のみが利用可能でしたが、今後は無料ユーザーでも音声会話機能が利用できるようになります。

■3行で分かる、この記事のポイント
1.公式アプリ「ChatGPT」の音声会話機能が無料ユーザーも利用可能に。
2.従来は、有料プランの加入者のみが利用可能だった。
3.OpenAIのCEOからアルトマン氏が解任されるも、復帰することで合意。

無料ユーザーでも音声会話機能が利用可能に

OpenAIChatGPTは従来より、Web上で利用でき、iOSでも複数のサードパーティーアプリを通じて利用可能でした。しかし、そのアプリの多くは詐欺アプリに等しく、正規のアプリを利用すれば、外出先でも安全にChatGPTを利用することができます。
 
ChatGPTは、生成AI(人工知能)を使って人間の質問に回答したり、あらゆる種類のテーマについてアドバイスを提供したりできるAIチャットボットです。デバイス間で履歴が同期されるため、WebとiOSデバイスの両方で、やり取りを引き継いで見ることができます。アプリには、オープンソースの音声認識システム「Whisper」が統合されており、質問を音声でも入力可能です。
 

OpenAIの騒動

ここ数日、OpenAIでは波乱が続いています。同社のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、17日にCEOを解任され、投資家や従業員に衝撃を与えました。OpenAIの方向性をめぐる社内の意見の相違が、解任の理由だったようです。しかし、同社の従業員のほぼ全員が、アルトマン氏が復職しなければ辞職すると脅迫しました。
 
そして22日の朝、事態は一転し、OpenAIはアルトマン氏がCEOに復帰することで合意に達しています。これに伴い、Salesforceの元共同CEOであるブレット・テイラー氏が取締役会長を務める新しい取締役会が設置されました。新しい取締役会には、ラリー・サマーズ元米財務長官などが新たな役員として加わっています。
 
同社を支援するMicrosoftは、今回の変更を歓迎しています。Microsoftのサティア・ナデラCEOはXで、「より安定し、十分な情報に基づいた効果的なガバナンスへの道の最初の重要なステップであると信じています」と述べました。
 
アルトマン氏はXで、「OpenAIに戻ることを楽しみにしています」とコメントしています。
 
ChatGPTアプリはApp Storeより無料でダウンロードでき、アプリを使用するにはOpenAIのアカウントが必要です。
 

ChatGPT ロゴChatGPT
カテゴリ:仕事効率化
現在の価格:無料(App内課金あり)

※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Wikimedia
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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