iPadとMacBook用OLEDディスプレイの材料セット開発開始〜量産近づく

 
LG Displayは新しい有機EL（OLED）材料セットを開発しており、iPad向けがRDE、Hyndai Genesis向けがRDF、MacBook向けがRDGになると、韓国メディアThe Elecが報じました。
 
Appleは2024年モデルのiPad Pro用に、OLEDディスプレイを採用するとみられています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. OLEDディスプレイ搭載iPadおよびMacBook用材料セットの開発が行われている。
2. 2024年モデルのiPad Proは、OLEDディスプレイを搭載すると噂。
3. 材料セットを開発しているLG Displayは、11インチおよび13インチiPad Pro用OLEDディスプレイを供給すると噂。

RDA〜RDDが開発済み、RDE〜RDGを開発中

LG DisplayがiPadおよびMacBook向けと、車載用に共有するOLEDディスプレイはいずれも、発光効率に優れ、高寿命の2層スタック型になる見通しです。
 
LG DisplayはこれらのOLEDディスプレイに新しい材料セットを用いるようで、iPad向けがRDE、MacBook向けがRDGの名称になるようです。
 
これまで、RDAがThinkPad X1 Foldに用いられ、RDCはHPの折りたたみラップトップとメルセデス・ベンツの車載用ディスプレイに用いられていると、The Elecは説明しています。
 
The Elecによれば、RDBとRDDは目的とする特性を達成することができず、製品化に移行することはなかったとのことです。

2024年に11インチおよび13インチOLEDディスプレイ搭載iPad Pro発表と噂

タブレットおよびラップトップ向け2段スタック型OLEDディスプレイの製造経験はSamsung DisplayよりもLG Displayのほうが豊富であることから、来年発売されると噂のOLEDディスプレイ搭載iPad Proにおいても、LG Displayは11インチと13インチの両方を供給、Samsung Displayは11インチのみと噂されています。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple（米国）
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