スマホキャリア、ahamoが顧客満足度トップ、LINEMOがおすすめ度で首位!

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MMD研究所は、スマートフォン利用者を対象とした「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」の結果を公表しました。MNO(キャリア、サブブランド、オンラインプラン)のうち、満足度が最も高かったのはahamoで、友人や家族におすすめしたいトップはLINEMOでした。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. MVNOを除いた、MNOの利用率シェアは90.2%
2. MNO9サービスのうち、顧客満足度トップはahamo
3. 友人や家族に薦めたい推奨度トップはLINEMO

 

メインスマホでのMNO利用率は90.2%

MMD研究所の「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」は、通信契約しているスマートフォンを所有する18歳~69歳の36,331人を対象として、2023年9月22日~9月27日の期間、インターネットで実施しています。
 
メインで利用している通信サービスは、NTTドコモが28.9%、auが16.3%、ソフトバンクが10.7%、Rakuten最強プランが7.4%と、4キャリアが上位に並びました。
 
オンライン専用プラン3サービス(ahamo、povo、LINEMO)の合計は9.1%、キャリアサブブランド2サービス(Y!mobile、UQ mobile)の合計は17.9%で、2023年2月の前回調査と比べるとオンライン専用プランが1.1ポイント、キャリアサブブランドが1.9ポイント増加しています。
 
従来プラン、オンライン専用プラン、サブブランドを合計したMNO利用率は90.2%でした。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 
サブで利用しているサービスがある4,090人の割合は、MVNO(15.6%)、Rakuten最強プラン(11.3%)で、メイン利用よりも利用率が高いのが目立ちます。

UQ mobileの利用率が前回調査比0.9ポイント伸び

メイン利用のスマートフォンでMNOを利用している32,787人について、MNO各サービスの利用率をまとめたのが以下の表です。
 
前回(2023年2月)と比較して、利用率が最も大きく伸びたのは、UQ mobileの0.9ポイントでした。続いて、ahamoとY!mobileが0.5ポイント増加しています。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

irumo、eximo、auマネ活プランの利用率と認知率

調査では、通信契約しているスマートフォンを持つ36,331人に、NTTドコモとauの新料金プランであるirumo、eximo、auマネ活プランについて、認知〜利用状況を尋ねています。
 
irumoをすでに利用している割合は、NTTドコモ利用者の6.1%、全体の1,8%でした。
 
「すでに利用している」「サービス内容を知っており、利用を検討中」「サービス内容を知っているが、利用は検討していない」「聞いたことはあるがサービス内容は知らない」を合わせた認知率は、NTTドコモユーザーの56.0%、全体の37.6%でした。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

eximoをすでに利用している割合は、NTTドコモ利用者の3.2%、全体では1.0%でした。
 
認知率は、NTTドコモユーザーが50.8%、全体では32.3%でした。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

auマネ活プランをすでに利用している割合は、au利用者の1.9%、全体の0.3%でした。
 
認知率は、au利用者が45.2%、全体で33.6%でした。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

総合満足度のトップはahamo

MNOの利用者2,700人(9サービス、各300人)に、利用しているサービスの満足度を尋ねたところ、総合満足度のスコア(1,000点満点)が最も高かったのはahamoの736点でした。
 
2位はLINEMOが僅差の735点、3位はpovoの730点で、トップ3をオンライン専用プランが独占しています。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

お薦めしたいサービストップはLINEMO

利用しているサービスを家族や友人にお薦めしたいかを10点満点で評価してもらい、9~10点が推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者として、推奨者から批判者を引いたNPS(ネット・プロモーター・スコア:顧客推奨度)が最も高かったのは、LINEMOでした。
 
以下、povo、ahamoが続いており、こちらでもトップ3をオンライン専用プランが占めています。
 
MMD研究所 「2023年9月MNOのシェア・満足度調査」
 

利用率1割弱、でも満足度と推奨度はトップ3独占のオンラインプラン

2021年春に各社がサービスを開始したオンライン専用プラン(ahamopovoLINEMO)は、利用率では9.1%と1割弱ですが、総合満足度、顧客推奨度ともにトップ3をオンライン専用プランが占めています
 
これらのサービスは、各種手続きを完全オンライン化して人件費を抑えることで、手頃な料金を実現しています。
 
自分の使用状況に合ったサービスを選べば、月額料金を半額近くに下げられるため、利用者の満足度・推奨度も高くなっていると推測されます。
 
オンライン専用プランとサブブランドの利用率がわずかながら上昇しているのも、相次ぐ物価上昇、節約志向の高まりと関係がありそうです。

 
 
Source:MMD研究所
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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