中国のネットユーザー、Apple Storeの店員の容姿が「侮辱的」と勘違いで猛抗議

Chinese_Meal_by_Lai_Afong,_c1880

Apple ロゴ
 
中国の一部ネットユーザーが、Apple公式サイトにおいて表示されたスペシャリストの髪型が、中国の歴史的な髪型に似ており、侮辱的だと抗議しています。一方で、批判の対象となったAppleのスペシャリストは、アメリカの先住民にルーツを持っており、実際は中国の伝統的な髪型とは関係が無い模様です。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 中国のネットユーザーが、Appleが侮辱的だと批判している。
2. Appleのスペシャリストは、歴史的な髪型の「辮髪」と指摘された。
3. しかし実際は、中国のネットユーザーの勘違いと推察される。

歴史的な髪型と勘違い

海外メディアSouth China Morning Postは現地時間9月22日、Appleの公式Webページに表示されるスペシャリストの髪型が、中国の歴史的な髪型に似ており、中国のネットユーザーが「侮辱的」だとAppleを批判していると報じました。
 
X(旧Twitter)ユーザーのWenhao氏(@ThisIsWenhao)は、問題となっているスペシャリストが写っているスクリーンショットを投稿しました。
 


 

 
中国の一部ユーザーは、スペシャリストの三つ編みの髪型が中国清朝時代の辮髪(べんぱつ)に似ていると指摘しています。
 
清朝時代の支配階級だった満州族は、多数派の漢族に対して満州族の伝統的な髪型である辮髪にするよう強制しました。漢族にとっては、辮髪は満州族への服従の象徴であり、侮辱的ととらえらえれることもあるようです。
 
一方で、Appleのスペシャリストとして掲載された男性は、アメリカの先住民族にルーツを持っていると報じられており、中国との関連は無く、一部ネットユーザーの批判は「勘違い」によるものと思われます。
 
中国では、突如として職場へのiPhoneの持込が禁止されましたが、iPhone15の発売日には中国でも多くの人がApple Storeを訪れており、Appleの人気は根強い模様です。
 
Source:South China Morning Post, Wenhao / X
Photo:Wikimedia Commons
(seng)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

特集

目次