Intel CEO「Intelチップ搭載PCは来年にはMacと勝負できる」

Intel Meteor Lake

Intel Meteor Lake
 
Intelのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が、現時点ではAppleのAppleシリコンに遅れを取っているものの、来年にはIntelチップの性能が向上し、十分勝負できるようになると発言しました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. IntelのゲルシンガーCEO、2024年中にIntelチップがAppleシリコンに肩を並べると発言。
2. 12月14日リリース予定のMeteor Lakeではなく、その後継のチップを意味する。
3. Arrow Lake以降の3世代でAppleシリコンと拮抗するとコメント。

12月リリース予定のMeteor LakeではAppleシリコンに勝てないが…

ゲルシンガーCEOが「Appleシリコンに追いつく」としているのは、2023年12月14日にリリースすると発表したばかりのMeteor Lakeではありません。同CEOはその後のArrow Lake、Lunar Lake、Panther Lakeのことを語っています。
 
Intelはすでに、Appleシリコンのパッケージングにおける優位性を認めており、年内リリースとなるMeteor Lakeにおいては、新たなパッケージングテクノロジーを導入しています。
 
またIntelは、高性能コア、高効率コアの使い方においても、Appleの手法を取り入れています。
 
ただしこうした努力を尽くしても、Meteor Lakeのパフォーマンスや電力効率は現行のAppleシリコンに太刀打ちできない、と9to5Macは記しています。

Arrow Lake以降の3世代でAppleシリコンと拮抗する

しかしゲルシンガーCEOは、Meteor Lakeの後継であるArrow Lake、Lunar Lake、Panther Lakeの3世代のチップで、CPU、GPU、NPUの性能はAppleシリコンと拮抗すると述べています。
 
そしてこれらのチップを搭載したPCは、Appleシリコン搭載Macのパフォーマンスに肩を並べるとし、「ロードマップに非常に自信を持っている」と発言しました。

 
 
Source:CNET via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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