Apple、2022年上半期の「透明性レポート」を公開〜政府からの情報開示件数を公開

透明性レポート

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Appleは、2022年1月1日〜6月30日の間に受けた、個⼈情報の開示依頼に関するデータをまとめた「透明性レポート:政府および民間からの要請」を公開しました。国や地域ごとの情報開示要請の件数が詳細に記されています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは、2022年1月1日〜6月30日の「透明性レポート」を公開した。
2. 国や地域ごとの情報開示要請の件数が詳細に記されている。
3. ブラジルでは、非暴力犯罪、薬物、盗難デバイスに関連する捜査のため大量の要請がある。

さまざまなタイプの情報開示要請が存在

Appleの報告書によれば、デバイスの情報開示と言ってもさまざまなタイプがあるようです。例えば、法執行機関によるデバイスを紛失した顧客のための特定のデバイスに紐つけられた顧客情報の開示、詐欺の調査に関連したデバイス情報の開示、Apple製品やサービスの購入に疑いのあるクレジットカード取引が含まれている場合などが挙げられます。
 
それぞれの国に応じて、情報開示要求のトレンドが異なりますが、レポートには次のような傾向がみられるとまとめられています。
 

  • ブラジルでは、主に非暴力犯罪、薬物、盗難デバイスに関連する捜査のため、大量のデバイス情報開示要請がある
  • 中国本土では、主に税金と貿易詐欺の調査による依頼でのデバイス情報開示要請が多い
  • 米国では、主に捜査の種類が明示されていない法的な要請によるアカウント情報開示要請が多い

 
詳細な数字は、ソース元リンクのpdfファイルで閲覧可能となっています。
 
 
Source:Apple Transparency Report: Government and Private Party Requests
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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