正規サービスプロバイダが壊れたパーツ以外すべてを交換しようとしてきたから拒否した話

手持ちのMacBook Airが突然動かなくなったニュージランド在住のサンドラ・ロバーツさんは、Appleの正規サービスプロバイダに修理を依頼したところ、新型コンピュータをそのまま買えるほどの高額な修理額を請求されたそうです。別の独立系の業者にセカンドオピニオンを求めたところ、交換しなければならないパーツは1種類であることがわかり、かなり出費を抑えることができたといいます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの正規サービスプロバイダにMacBook Airの修理を依頼したところ、約16万円の修理額を請求された。
2. 別の独立系の業者にデータ復旧を依頼したところ、約4万3,000円だった。
3. 正規サービスプロバイダは問題のあったパーツ以外すべてを交換しようとしていた。
修理額は16万円から4万円に
ServicePlusという、ニュージランドのApple正規サービスプロバイダに動かなくなったMacBook Airを診てもらったところ、MacBookのオーディオボード、オーディオボードのフレックスケーブル、キーボード付きトップケース、Touch IDボタン、ディスプレイスクリーンがすべて故障しており、“液体をこぼした”のが原因だとロバーツさんは言われたそうです。
飲み物などをこぼした記憶はいっさいなかったにも関わらず、1,822ニュージランドドル(約16万円)の馬鹿げた修理代金を請求されたため、修理をあきらめることにしたロバーツさんは、別の独立系の修理業者にデータ復旧を依頼したところ、2つのコンデンサに問題があることがわかり、かなり安く直せる可能性が出てきたとのことです。
結局2つの新しいコンデンサをはんだ付けするだけで無事MacBook Airは復活したそうです。かかった修理額は491ニュージランドドル(約4万3,000円)と、10万円以上の節約につながったそうです。
5年前から体制は変わっていない?
今回の事態は、Apple正規サービスプロバイダの無能さに起因するもので、5年前にも似たようなことがあった、とYouTuberのルイス・ロスマン氏はこき下ろしています。
ロスマン氏は、「正規サービスプロバイダが実際に問題のあったパーツ以外をすべて交換しようとしていたことは驚愕に値する」と述べています。
今後Appleデバイスを修理に出す際は、正規サービスプロバイダだけでなく、独立系業者にも意見を求めたほうが良いと言えるかもしれません。
Source:1News via Louis Rossmann/YouTube
Photo:Apple
(lexi)