iPhone15 Proシリーズ向けA17 Bionicのベンチマークスコア予測

A17 iPhone15 Pro AH

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iPhone15 Proシリーズ向けA17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコアを、YouTubeチャンネル「Max Tech」のVadim Yuryev氏(@VadimYuryev)が試算し、投稿しました。A16 Bionicからの伸びはどの程度と予測されるのか、確認してみます。
 
また、A17 BionicのCPU構成に関する新情報をリーカーが投稿、高性能コアが2つ、高効率コアが4つの合計6コアとなっているようです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15 Proシリーズ向けA17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコアの試算結果が投稿された。
2. A17 BionicのシングルコアスコアがAMD Ryzen 9 7950X3D、マルチコアスコアがAMD Ryzen Threadripper 2920Xに匹敵するかもしれない。
3. A17 BionicのCPUコア数と構成は、A16 Bionicと同じとみられる。

A17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコア予測

Vadim Yuryev氏(@VadimYuryev)が試算したiPhone15 Proシリーズ向けA17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコアを、A16 Bionicのものと比較すると下記のようになります。
 

SoC名 A17 Bionic A16 Bionic
シングルコア
スコア
2,890 2,630
マルチコア
スコア
7,628 6,719
Metal
スコア
29,425 23,038

 
A17 BionicA16 Bionicと比べて、シングルコアスコアが約9.9%、マルチコアスコアが約13.5%、Metalスコアが約27.7%向上すると、Vadim Yuryev氏(@VadimYuryev)は予測しています。
 
これが実現した場合、A17 BionicはMetalスコア=GPUの性能が大きく向上していることになります。
 
A16 Bionicでは初期開発に失敗し実装できなかったレイトレーシングを、A17 Bionicでは実装できているのかも注目されます。
 
A17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコアの予測値は、シングルコアスコアがAMD Ryzen 9 7950X3D、マルチコアスコアがAMD Ryzen Threadripper 2920Xと同等で、MetalスコアはiPad Air(第5世代)用M1(31,602)に迫るものです。

A17 BionicのCPU、高性能コアが2つ、高効率コアが4つで構成

A17 Bionicは6コアCPUと6コアGPUで構成されると伝えていたリーカーのUnknownz21氏(@URedditor)が、新たにCPUの詳細情報を投稿、高性能コアが2つ、高効率コアが4つの合計6コア構成になっていると述べています。
 
このコア数は、A16 Bionicと同じです。
 
 
Source:Vadim Yuryev(@VadimYuryev)/X, Unknownz21(@URedditor)/X, A16 Bionic/Geekbench Browser, iOS/Benchmark Charts, Processor/Benchmark Charts
Photo:Apple Hub/X
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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