【レビュー】防水レザーで汗にも強い!objcts.ioのApple Watchバンド

objcts.io 防水レザーバンド for Apple Watch レビュー

objcts.io 防水レザーバンド for Apple Watch レビュー
 
土屋鞄製造所のブランド、objcts.io(オブジェクツアイオー)から発売された、「防水レザーバンド for Apple Watch」を実際に使用しての印象をご紹介します。内側にはスポーツバンドと同じ素材を採用され、汗をかいても拭き取るだけで使えます。記事には、ブランドから提供を受けたサンプルを使用しています。

 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. objcts.ioのApple Watch用防水レザーバンドを使った印象を紹介。
2. 表面に手洗いなどで水が付いても、裏面が汗で濡れても拭き取るだけで使える。
3. ビジネスの場にも使える上質な素材感と、涼しげなスリットが印象的。

レザーバンドとスポーツバンドのいいとこ取り

Apple Watchは、バンドを付け替えるだけでその印象が劇的に変わります。
 
Apple純正のスポーツバンドは、汗や水に強く気軽に使えるのですが、スポーティでカジュアルな印象が強く、フォーマルやビジネスの場にはあまり向きません。
 
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レザー製のバンドは、上品でエレガントな印象があり、スーツなどビジネスの場にも似合いますが、天然素材のためデリケートで、汗が染み込むとニオイが気になるという弱点もあります。
 
土屋鞄製造所のブランドであるobjcts.ioが発売した「防水レザーバンド for Apple Watch」は、表面に防水シュリンクレザーを採用し、肌に接する内側にはスポーツバンドに採用されているフッ素ゴムを採用し、言わばレザーバンドとスポーツバンドの「いいとこ取り」をしているのが特徴です。

柔らかい手触りの防水レザー、

「防水レザーバンド for Apple Watch」の表面に採用されている防水シュリンクレザーは、立体的なシュリンク加工が施されており柔らかい手触りです。
 
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なお、防水シュリンクレザーは、同ブランドのレザーストラップアクセサリーやiPhoneケースAirPods Proケースなどにも採用されています。
 
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8つの長さ調節用の穴(約7ミリ間隔)と並んで、Apple Watch本体側にはブランドアイコンを模したスリットが設けられています。スリットのサイズは幅が約4ミリ、長さが約25ミリです。
 
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バンドの幅は、一番広いApple Watch本体への取り付け部分が約23ミリ、一番細い先端部分が約18ミリです。
 
バンドの内側には、フッ素ゴムが用いられています。見た目はマットな質感で、サラサラした手触りです。
 
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バンドのバックル部分と、Apple Watchに取り付ける部分はブラックのステンレススチールで、ヘアライン状の加工が施されています。
 
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細かいことですが、多くのレザーバンドの側面は革の断面にコバインクというインクを塗って仕上げていますが、objcts.ioの防水レザーバンドは革を折り返して保護する、耐久性の高い「ヘリ返し仕様」を採用しています。断面に指先で触れても滑らかです。
 
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スリットが涼しげで軽やかな印象

Apple Watch Series 5(44mm、アルミニウム、スペースグレイ)と組み合わせて、「防水レザーバンド for Apple Watch」を装着しました。
 
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手首に巻くと、バンドはしなやかに手首に馴染んで巻きやすく、内側のフッ素ゴムが滑り止めになるのか、位置が安定してズレにくく、安定しています。
 
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細長く開けられた穴が、黒いレザーバンドのアクセントとなり、涼しげで、軽快な印象を与えます。スリットの効果なのか、手首がやや細く見える気がします。
 
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しっかり手を洗っても、汗をかいても軽く拭き取るだけ

Apple Watchには手を洗う時間を検出できる機能があり、20秒以上手を洗う動機づけをしてくれます。しかし、Apple Watchを装着したままで手を洗うとバンドに水がつくので、筆者はレザー製バンドの使用時は手を洗う都度Apple Watchを外すか、Apple Watchを外せない場合は水が跳ねないよう気をつけて手を洗っていました。
 
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しかし、objcts.ioの防水レザーバンドに採用されている防水シュリンクレザーは、表面に水滴がついても水を弾き、水分が染み込みにくいので、濡れたら表面を軽く拭き取るだけで使えます。
 
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暑い日々が続いていますが、気温が高い日にApple Watchを装着しているとバンドの内側に汗がついてしまいます。レザーバンドが汗を吸い込むと、汗ジミによる変色やニオイの原因になります。
 
筆者が真夏の太陽の下を約30分間歩いて、全身に汗をかいた状態で防水レザーバンドの内側を見ると、バンドに汗が染み込まず、弾かれていました(下の写真は水道水をかけて撮影しています)。
 
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1週間にわたって毎日使用し、手を洗っていて濡れたらハンカチで表面を拭き取り、汗が気になったら水で軽く湿らせたハンカチで軽く拭き取る対応を続けていますが、シミになったりニオイが発生することもなく、快適に使えています。
 
なお、objcts.ioのブランドWebサイトでは、防水レザーバンドが汚れた場合の対応として、軽くブラッシングをするか、水分を含ませた布で拭き取ることを推奨しており、アルコールタイプのウェットティッシュの使用は避けるよう案内しています。

レザーバンドをストレスフリーで使える

筆者は、レザーバンドは大人っぽくてオシャレで大好きです。しかし、コロナ禍を経て今まで以上にしっかり手を洗うことが定着し、暑い日々が続く現在、レザーバンドを使うのは避けていました。
 
防水レザーバンドは表面に水がついてもさっと拭き取れば良く、裏側に汗がついても革に染み込むことがないと考えると、ストレスを感じずに毎日装着できています。
 
ただし、撮影のため表面が水に浸かるほどの水をかけた後、バンドを指で挟んで圧迫すると水滴が出てきたので、水に浸かるような使い方は避けて、手洗いや雨など、日常的な水濡れ対策と考えたほうが良さそうです。
 
ブラックのレザーバンドは重厚な印象を与えがちですが、スリットが入っていることで涼しげで軽やかな印象になるのも魅力的です。
 
「防水レザーバンド for Apple Watch」には「42mm、44mm、45mm用」と「38mm、40mm、41mm用」の2サイズが用意されています。カラーはブラックです。
 
objcts.ioのオンラインストアでは7月21日から販売が開始され、価格は12,000円(税込)です。

 
 
参照:objcts.io (1), (2)
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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