イーロン・マスク氏「Twitterの広告収入は半減した」

 
Twitterのオーナーで、現在は最高経営責任者（CEO）の職を退いたイーロン・マスク氏は、現地時間2023年7月15日、Twitterの苦しい懐事情についてツイートしました。
 
マスク氏によれば、Twitterの広告収入は半減したそうです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. イーロン・マスク氏が「転換社債で出資してもらうべきでは」という提案に返信。
2. 現在もTwitterのキャッシュフローはマイナスであると明かす。
3. マスク氏によるとTwitterの広告収入は半減している。

まずはキャッシュフローをプラスにする必要がある

マスク氏はTwitterユーザーの「マスク氏のビジョンを理解してくれる人々を集めてコンソーシアムを作り、転換社債で出資してもらうべきだ（借入金を株式に転換すること）」という投稿に対し、次のように返信しています。
 
「広告収入が約50％減少したうえに、負債額が大きいため、Twitterのキャッシュフローは現在もマイナスのままだ。ほかに何かを行う前に、まずはキャッシュフローをプラスにしなければならない」
 

We’re still negative cash flow, due to ~50% drop in advertising revenue plus heavy debt load. Need to reach positive cash flow before we have the luxury of anything else.

— Elon Musk (@elonmusk) July 15, 2023

 
マスク氏は今年3月に、キャッシュフローが6月までにはプラスに転じると予想していました。

広告収入の一部を分配するプログラムを開始

広告収入が50％減少したとのことですが、いつと比べて50％減少しているのかは不明です。マスク氏はTwitterの売上高について、2021年は51億ドルであったのが、2023年には30億ドルまで落ち込む見通しだと述べていました。
 
Twitterは7月13日に、一部のTwitter Blueユーザーに広告収入の一部を分配するプログラムを開始したと発表したばかりです。

 
 
Source:Elon Musk/Twitter via Engadget
(lunatic)