tvOS17でApple TVでもFaceTimeが利用可能に

tvOS17

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Appleは6月6日、世界開発者会議(WWDC23)においてApple TV向けとしてtvOS17を発表しました。
 
tvOS17により、Apple TV 4Kで初めてFaceTimeが利用可能になります。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. tvOS17で初めてFaceTimeが利用可能になる。
2. 連係カメラに対応し、iPhoneやiPadにワイヤレスに接続する。
3. tvOS17ではコントロールセンターも一新される。

テレビの大画面でFaceTimeが利用可能に

これまでFaceTimeは、iPhoneやiPad、Macでは使えても、Apple TVには対応していませんでした。しかしtvOS17により、テレビの大画面でFaceTimeアプリが利用できるようになります。
 
ユーザーはApple TVから直接通話を開始したり、iPhoneまたはiPadで通話を開始してApple TVに引き継いだりすることができます。
 
またApple TVでFaceTime通話中に、別のFaceTime通話や電話がかかってきた場合、テレビの画面には着信の通知のみが表示され、誰からかかってきたかは表示されないので、一緒にテレビの画面を見ている家族や友人に発信者を知られることがありません。
 
tvOS17

連係カメラに対応。iPhoneなどにワイヤレスに接続

Apple TVのFaceTimeは、連係カメラへの対応によりiPhoneやiPadにワイヤレスに接続するので、デバイスのカメラとマイクを利用することができます。
 
センターフレームにより、動き回っても部屋にいる全員が常にフレーム内に収まります。またApple TVにSplit Viewが導入されるので、ユーザーはSharePlayで映画やテレビ番組などのコンテンツを一緒に視聴しつつ、FaceTimeで会話するといったことが可能になります。
 
また今年後半には、Cisco WebexやZoomなどのビデオ会議アプリがtvOS上で提供され、それらのコミュニケーション機能をApple TV 4Kで利用できるようになります。
 
さらに曲の歌詞が表示されるカラオケ機能Apple Music Singでも連係カメラ機能が使えるようになるので、自分の姿をTV画面に表示して楽しめます。
 
tvOS17

コントロールセンターが一新

そしてtvOS17ではコントロールセンターが一新され、設定や情報に簡単にアクセスできるようになります。コントロールセンターには時間やアクティブなプロファイルなどのシステム状況、ユーザーのアクティビティに応じたその他の役立つ情報が表示されます。
 
tvOSのデベロッパ向けベータ版は、本日よりdeveloper.apple.com/jpでApple Developer Programのメンバーに提供されます。Apple TVユーザー向けのパブリックベータ版プログラムは来月中にbeta.apple.comで提供されます。 tvOS17はこの秋、Apple TV 4KおよびApple TV HD向けに無料ソフトウェアアップデートとして提供されます。

 
 
Source:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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