ドコモ、OCNモバイルONEなどを手掛けるNTTレゾナントを吸収合併

2023年5月25日2023年5月29日

NTTドコモは5月25日、同社の完全子会社であるNTTレゾナントを7月1日付で吸収合併すると発表しました。合併に伴うユーザー側の手続きは一切ないとのことです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. NTTドコモは25日、完全子会社であるNTTレゾナントを吸収合併すると発表した。
2. 合併に伴うユーザー側の手続きは一切ないとのことです。
3. OCNモバイルONEは実質ドコモのサブブランドになる可能性があるという。

吸収合併は、新ドコモグループ中期戦略の実行に向けたもの

NTTドコモは2022年7月、MVNOサービスのOCNモバイルONEやポータルサイトのgooなどを提供するNTTレゾナントを完全子会社化しましたが、2023年7月1日付で同社を吸収合併すると発表しました。NTTレゾナントの個人向け・企業向けサービスは、ドコモが継続して提供していきます。合併に伴うユーザー側の手続きはありません。

ドコモは吸収合併の理由について「新ドコモグループ中期戦略の実行に向けて、コンシューマ向け事業における営業体制、サービス開発力など経営資源の強化と、意思決定の迅速化を図ることで、多様なニーズに応えるサービス提供をめざすため」としています。

OCNモバイルONEがドコモのサブブランドになる？

大手携帯キャリアでは、auがUQモバイルを、ソフトバンクがY!モバイルをサブブランドにしていますが、ドコモにはこれまでサブブランドがありませんでした。ahamoはドコモの既存プランと内容が大きくかけ離れているものの、あくまでドコモの格安プランという位置づけになっています。

今回ドコモがNTTレゾナントを吸収合併することで、OCNモバイルONEは実質ドコモのサブブランドになる可能性があります。OCNモバイルONEは現在ドコモのエコノミーMVNOとなっていますが、統合前に何かしらの発表があるかもしれません。

Source:NTTドコモ,NTTレゾナント
(kotobaya)