iOS16.6ベータでiMessageの新たなセキュリティ機能が追加

iMessage Contact Key Verification

iMessage Contact Key Verification
 
iOS16.6およびiPadOS16.6の最初のベータが開発者向けに公開されましたが、同バージョンにはiMessage新たなセキュリティ機能であるContact Key Verificationが含まれていることがわかりました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iMessageの新たなセキュリティ機能であるContact Key Verificationが追加された。
2. Apple IDのセキュリティキーと同時に発表された機能。
3. iOS16で追加が期待される最後の機能のひとつとなっている。

Contact Key Verificationとは?

iOS16.6ベータでiMessageContact Key Verificationは動作確認が行われていないものの、新たなセキュリティ機能として注目されています。
 
iMessageではすでにエンドツーエンドの暗号化が使用されており、送信者と受信者のみがメッセージを読めるようになっていますが、Contact Key Verificationにより、ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者など、特に多くのデジタル脅威に直面しているユーザーは、自分が意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることの確認をさらに強化できます
 
Contact Key Verificationを有効にしているユーザー間での会話は、国家主導型の攻撃者など非常に高度な敵対者がクラウドサーバに侵入し、暗号化された通信を傍受するために自分のデバイスを挿入することに成功した場合、自動的にアラートを受け取ります。また、さらにセキュリティを高めるため、Contact Key Verificationのユーザーは、対面で、FaceTimeで、または別の安全な通話を通じて、Contact Verification Codeを比較することができます。

ハードウェアセキュリティキーと同時に発表

Appleは、iMessageのContact Key Verificationは2023年内にiPhoneやその他のAppleデバイスで利用できるようになると述べており、iOS16で追加が期待される最後の機能のひとつとなっています。
 
Contact Key VerificationはApple IDのセキュリティキーと同時に発表された機能です。Apple IDのセキュリティキーはすでに導入済みで、公式サポートページも公開されています。
 
 
Source:MacRumors, Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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