iPhone15 Proの25%、Pro Maxの30%はFoxconn以外が組立か
Appleが今年秋に発売する見通しのiPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxのサプライヤー別製造比率について、South China Morning Postが新たな情報を伝えています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが今年秋に発売する見通しのiPhone15 Pro、15 Pro Maxのサプライヤー別別製造比率。
2. Foxconnに加え、PegatronとLuxshareにも生産を委託すると予想されている。
3. 新型コロナウイルスに起因する工場での暴動などにより生産台数が大幅に減少した。
iPhone14 ProシリーズはFoxconnが単独受注
AppleのiPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxは、Foxconnが100%組み立てを担当していました。しかし新型コロナウイルスに起因するFoxconnの鄭州工場での暴動などにより、昨年11月にはiPhone14 Proシリーズの生産台数が大幅に減少しました。
Appleはこうしたトラブルの反省から、今年のiPhone15 Proシリーズについては最初からFoxconnだけでなく、PegatronとLuxshareにも生産を委託すると以前より予想されています。
iPhone15シリーズの3モデルをLuxshareが受注
先日、台湾メディアの工商時報は、iPhone15 Proの12%をPegatronが、iPhone15 Pro Max(またはiPhone15 Ultra)の15%をLuxshareが組み立てると報じました。
これに対し台湾拠点のコンサルティング会社Isaiah Researchのエディ・ハン氏は、PegatronはiPhone15 Proの20%〜25%を、LuxshareはiPhone15 Pro Maxの20〜30%を受注するだろうと予想しています。
なおLuxshareはiPhone15シリーズの4モデルのうち、iPhone15、iPhone15 Plus、iPhone15 Pro Maxの3モデルの生産を受注した模様です。
最低2社に発注する新たなルール導入か
ハン氏は、Appleはリスク回避のため、今後はサプライチェーンについて、どの部品や素材についても最低2社に発注するという、新たなルールを導入したようだとも述べています。
とはいえ、iPhone15シリーズの生産において、もっとも多くの台数を生産するのはFoxconnであることに変わりがないとのことです。
Source:South China Morning Post
(lunatic)