iPhoneへの画面下埋込み型Touch IDの開発継続?光学式指紋認証の特許取得

    iPhone Touch ID AH

    iPhone Touch ID AH
     

    ■3行で分かる、この記事のポイント
    1. Appleが、ディスプレイに触れることで指紋認証を可能とする特許を取得した。
    2. 光学式指紋認証センサーと温度補正機構を組み合わせたもの。
    3. 指紋認証精度の向上と検知速度の高速化が実現すると期待される。

     

    Appleが、iPhoneのようなモバイルデバイスにおいてディスプレイに触れることで指紋認証を可能とする特許を取得しました。
     
    今回取得した特許は、光学式指紋認証センサーと温度補正機構を組み合わせるものです。

    画面下埋込み型Touch IDの採用はないと予想されているが

    iPhoneへの画面下埋込み型Touch ID(画面内Touch ID)の搭載は以前から実現が期待されており、関連特許が複数出願されていますが未だ実現していません。
     
    最近話題に上がるのは画面下埋込み型Face IDのみで、画面下埋込み型Touch IDが搭載されることはないとの予想が大勢になっています。
     
    USPTO 11636702_1

    指紋認証の精度向上と高速化を実現か

    そうした状況の中、Appleが米国特許商標庁(USPTO)において現地時間2023年4月25日に、光学式指紋認証機構の特許を取得したことが明らかになりました。
     
    光学式センサーを用いた画面下指紋認証機構に関する特許はこれまでにも出願されていましたが、今回取得した特許の特徴はそれに温度補正機構を組み合わせている点です。
     
    温度補正は指紋認証領域の各画素単位で行うことが想定されているようで、実現した場合は体温をもとにして「指が触れている領域」と「指が触れていない領域」を区別できることで、指紋認証精度の向上と検知速度の高速化が実現すると期待されます。
     
    USPTO 11636702_2
     
     
    Source:USPTO via Patently Apple
    Photo:Apple Hub/Facebook
    (FT729)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次