外部端末なしでiPhone同士で決済が行える「Tap to Pay」が台湾で利用可に

    tap to pay

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    Appleが昨年米国で先行導入した「Tap to Pay」が、台湾へと拡大されることが明らかになりました。

    「Tap to Pay」とは?

    Tap to Payとは、外付けの決済端末をいっさい使用することなく、iPhone同士でタッチ決済が可能になる新機能です。昨年2月に発表されたTap to Payは、今年に入ってから米国内で対応事業者数がさらに70万カ所増加しており、広く普及しつつあります。
     
    今回、同機能が台湾でも導入されることが判明しました。Appleのプレスリリースによれば、同社は「大手ブランドやアプリ開発者」と台湾でのTap to Payのローンチに向け歩みを進めているとのことです。China Trust BankとTapPayがAppleの台湾でのTap to Payの最初の提携者となり、Taiwan MobileやTaiwan Taxiでも機能が利用できるようになる見通しだそうです。
     
    また、Taipei Fubon BankでもTap to Payが今年後半サポート開始されるようです。
     
    なお、Tap to Payを利用するには、iOS15.4以降を搭載したiPhone XS以降が必要です。台湾のユーザーの場合、この機能を利用するためには、iPhoneをiOS16.4にアップデートする必要があります。

    台湾とAppleとの関係は今後どうなる?

    台湾とAppleと言えば、大手チップ企業TSMCやiPhone組み立て委託業者のFoxconnがすぐに思い浮かぶところですが、台湾に対する中国の脅威が増している中、台湾とAppleとの関係性はどのようになっていくのでしょうか。
     
    今年に入ってから、Appleがサプライチェーンの脱中国化を進めているという話をよく耳にしますが、同時に中国企業のAppleサプライチェーンに占める割合が増しているとの報道もあり、先行きが見えにくい状況となっています。
     
    Appleはインドを中国の次の生産拠点として見据えているとの見方もあり、台湾とAppleをめぐる今後の動向が気になるところです。
     
     
    Source:9to5Mac
    Photo:Apple
    (lexi)

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