元Appleエンジニアの男性、着信を手のひらに映し出すデモを公開

Imran Chaudhri

Imran Chaudhri
 
AppleのソフトウェアデザインチームでiPhoneのインタラクションデザインなどを手掛けたイムラン・シャウドリ氏は、カナダのバンクーバーで開催されたTEDカンファレンスで、手のひらで通話の通知表示を行うデモを行いました。やがてデバイスは消失する方向へ向かうのではないか、と未来のインターフェースについての憶測が加速しているようです。

手のひらに映る妻からの着信

シャウドリ氏はTEDのプレゼンを行っている最中に、しつこいほどの着信のチャイムで中断されたそうです。しかし、同氏はポケットの中のデバイスに手を伸ばすのではなく、ただ手をひっくり返して手のひらを見つめました。
 
「すみません、妻です」とシャウドリ氏は手のひらに表示された着信アラートに目をやりました。
 
ジャーナリストのザリフ・アリ氏が公開したプレゼンの写真では、着信が手のひらに映し出されているのが確認できます。
 

今後数カ月以内にさらなる詳細が発表予定

シャウドリ氏はHumaneというテック企業の共同創業者ですが、同企業は数カ月以内にこのプロジェクションベースのデバイスについてのさらなる詳細を発表するとのことです。
 
「人工知能やAIがデバイスデザインの次の飛躍の原動力になると信じています」とシャウドリ氏が述べていることもあり、HumaneのデバイスにはAIが埋め込まれている可能性があります。
 
Humaneは今年3月、Kindred Venturesが主導する1億ドルのシリーズC資金調達ラウンドを公開しましたが、ChatGPTでその名を知られるようになったOpenAIの創業者のサム・アルトマン氏が投資家の一人として参加していることが明らかになっています。
 
 
Source:Business Insider
Photo:Bernie44/Wikimedia Commons
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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