Apple、クラシック音楽専用アプリをリリースした理由を詳しく説明

Apple Music Classical

Apple Music Classical
 
Apple Music Classical東南アジア諸国で先行的にサービス開始となりましたが、Appleは新たなサポートページを公開し、なぜクラシック音楽専用アプリのリリースに至ったかを記しています。

クラシック音楽の複雑なデータ構造をわかりやすく解きほぐすアプリ

AppleはApple Music Classicalのサポートページの中で、「クラシック音楽は(通常の音楽と)異なる」と述べており、「より長く、より詳細なタイトル、作品ごとに複数のアーティスト、有名な曲の何百もの録音がある」ことなどをその特徴として挙げています。Appleいわく、Apple Music Classicalアプリは、このクラシック音楽の複雑なデータ構造をサポートするように設計されているとのことです。
 
Appleはアプリの専用ページにおいて、さらに詳しく説明しています。
 

クラシック音楽では、これまで何度も録音され、異なる名前で呼ばれている作品を、複数の音楽家が録音することがよくあります。例えば、正式なベートーヴェンのピアノソナタ第14番から、月光ソナタという人気のあるバイネームまで、あるいはドイツ語のモンドシャイン・ソナタのように複数の言語で呼ばれています。このような複雑さゆえ、クラシック音楽ファンはストリーミングプラットフォームの恩恵を受けられないでいました。しかし、これからは違います。Apple Musicに付属するこのアプリは、クラシック音楽を愛する人たちに、これまで欠けていたエディトリアルコンテンツとカタログコンテンツを提供します。

 
Appleは、「クラシック音楽の複雑さを解消し、初心者から上級者まで、簡単に検索、閲覧、アクセスできるようにするのは、このジャンルに特化した機能と美しいインターフェースを備えた、まったく新しいアプリだけなのです」とアプリの存在意義をまとめています。
 
アプリの概要を説明した動画も公開されています。
 

 
Apple Music Classicalは昨年末までのリリースが期待されていましたが、ようやく今になって公開が実現しました。Apple Music Classicalは、通常のApple Music登録者であれば無料で利用することができます。
 
 
Source:Apple (1), (2) via MacRumors
(lexi)

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