河野太郎デジタル大臣、「日本はICT技術で遅れをとっている」と述べた瞬間オフラインに
欧州連合(EU)のハイレベルのポリシーメーカーたちが集う会議「Masters of Digital」にオンラインで登壇した河野太郎デジタル大臣は、「日本はかつてはICT技術において先陣を切っていたものの、昨今他のアジア諸国と比べて遅れをとっている」と英語のスピーチで述べましたが、その瞬間に日本からのインターネット接続が途絶え、会場は和やかな笑いに包まれました。
あまりにタイミングが良すぎる断絶
ベルギーの首都ブリュッセルで催された会議2日目の基調講演のひとつを行った河野大臣は、マイナンバーカードやEUと日本の間で新たに取り交わされたデータ共有に関する協定などについて語りましたが、2021年にできたばかりのデジタル庁について紹介するとき、いかに日本のICT技術が遅れをとっているかにも言及しました。ですがちょうどそのとき、技術上のトラブルに見舞われるというハプニングがありました。
大臣が「日本はICT技術で遅れをとっている」と言った瞬間、日本からのインターネット接続が断絶し、会場には大きな笑いが沸き起こりました。大臣がオフラインになっている間、司会者とジャーナリストはEUと日本との関係性についてさらに深堀りし、その場をつなぎましたが、しばらくすると大臣はオンラインで会議に復帰しました。
技術的な遅れを体現する形になり、大変申し訳ありません。ご覧の通り、日本のインターネットは極めて低速なのです。
ハプニングを巧みにさらなる笑いに変えてしまった大臣は、多くの拍手とともに見送られ、会議に華を添えました。大臣は、オンラインで登壇したことを自身のソーシャルメディアにも投稿しています。
Masters of Digital 2023, Digital Europe. オンライン講演。 pic.twitter.com/yTCgpZ0mxz
— 河野太郎 (@konotarogomame) March 9, 2023
Source:Masters of Digital
(lexi)