英Bullitt、iPhoneと競合する衛星機能搭載スマホを3月に発売

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    英国を拠点とする国際的な携帯電話およびコンシューマエレクトロニクス事業者Bullittが、Motorolaブランドの「Defy 2」を3月に発売する予定であることが明らかになりました。同機はAndroid搭載スマホとして初めて衛星機能を搭載しています。

    ついにAndroidユーザーも衛星機能を使えるときが来た!

    iPhone14ユーザーが衛星経由の緊急SOS機能を使って窮地を脱したとの報道がすでにいくつかありましたが、Androidユーザーも衛星機能を使用できるときが間近に迫っています。
     
    Bullittが家電見本市CES 2023で最初に披露したMotorola Defy 2が、3月後半または4月の始めに北アメリカとヨーロッパで発売されることがわかりました。同機は5Gに対応したタフスマホですが、衛星機能を搭載しているのが特徴です。販売価格は600ドル(約82,000円)で、5,000mAhのバッテリー、5,000万画素の背面カメラ、800万画素のズームレンズ、6.6インチのフルHD Plusディスプレイ、MediaTek D930チップセットを搭載する、スペック的にはミッドレンジのモデルとなっています。

    衛星機能を使用するための2つのオプション

    Bullittの衛星サービスは、新型スマホMotorola Defy 2だけでなく、Motorola「Defy Satellite Link」という150ドル(約20,500円)のスタンドアローンデバイスを使えば一般的なスマホからも利用可能となっています。
     
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    Defy 2と同じく、Satellite LinkにもMediaTek製チップMT 6825が使用されており、Bullittのスマホと同様に衛星群にアクセスすることができます。

    選べるサブスクプラン

    Defy 2またはSatellite Linkの購入で、3カ月間無料でBullittの衛星サービスが利用可能となりますが、その後は1カ月あたり5ドルで30メッセージ30ドルで400メッセージなど、複数のサブスクリプションから選択することができます。
     
    年間プランも用意されており、こちらは60ドルで400メッセージまで衛星経由のメッセージが送信可能となっています。
     
    Appleの衛星経由の緊急SOSは2年間はサービス料金が無料となっていますが、その後の料金設定は未発表のままです。
     
    新型スマホを買わなくてもより安い価格の追加端末で衛星機能が利用でき、料金設定も幅広いBullittの衛星サービスは魅力的な選択肢なのではないでしょうか。
     
     
    Source:CNET
    (lexi)

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