iPhoneとiPad、ストレージ容量あたりの価格差が国によって異なる

Apple iPhone14シリーズ

Apple iPhone14シリーズ
 
iPhoneやiPadを購入するとき、どのストレージ容量を選ぶべきか悩む方も多いと思います。
 
当然ながら、ストレージ容量が多ければ多いほど高額になりますが、どのくらいの価格差があるのか調べているうちに、興味深いことに気づきました。

iPhoneでは64GBあたり7,500円の設定

日本のAppleオンラインストアで、iPhone14のストレージ容量別価格を調べてみました。
 
最小容量の128GBモデルの価格は119,800円、256GBモデルの価格は134,800円、最大容量の512GBモデルの価格は164,800円でした。
 
つまり64GBあたりの価格は7,500円となります。
 
念のため、現在Appleで販売されているその他のモデルについても調べてみたところ、iPhone12は64GBモデルが92,800円、128GBモデルが99,800円、256GBモデルが114,800円で、64GBモデルと128GBモデルの価格差のみ変則的(64GBあたり7,000円)でしたが、その他のすべてのモデル(iPhone SE、iPhone13、iPhone14 Pro、iPhone14 Pro Max)は、いずれも64GBあたり7,500円の価格差となっていました。

iPadは64GBあたり500円高い

iPad 比較
 
次にiPadでも同様にストレージ容量あたりの価格を調べてみました。
 
iPad(第10世代)は、64GBモデルが68,800円、256GBモデルが92,800円なので、64GBあたり8,000円という計算になります。
 
iPhoneと同じく、現在Appleで販売中のそのほかのモデルであるiPad Pro、iPad Air、iPad miniについてもストレージ容量による価格差を調べたところ、全モデルにおいて64GBあたり8,000円で設定されていることがわかりました。
 
つまりiPhoneではストレージ容量64GBあたり7,500円ですが、iPadでは64GBあたり8,000円と、500円の価格差があることになります

アメリカでは価格差なし!

ここまで調べたら、今度はAppleの本国アメリカでの価格差が気になり、調べてみました。
 
アメリカのAppleオンラインストアで、iPhone14シリーズのストレージ量による価格差を調べたところ、64GBあたり50ドルでした。
 
iPhone全モデルは確認していませんが、おそらくほぼすべて、64GBあたり50ドルで設定されていると考えていいでしょう。
 
次いでiPadのストレージ別価格差を調べてみると、アメリカではiPhoneと同じ、64GBあたり50ドルであることがわかりました。

価格差がある国とない国があることが判明

アメリカがAppleの本国だから価格差がないのかどうかを確認するため、さらにオーストラリア、イギリス、香港のAppleオンラインストアにおける、iPhoneとiPadのストレージ容量による価格差を調べることにしました。
 
細かい数字は省きますが、結論をいうと、オーストラリアとイギリスは日本と同じく、iPadのほうがiPhoneよりもストレージ容量あたりの価格がやや高く設定されていましたが、香港についてはiPadもiPhoneも同じでした。
 
したがってiPhoneとiPadのストレージ容量あたりの価格差がないのは本国だからという理由ではないようです。

どのストレージ容量を撰ぶ?

話を「どのストレージ容量を選ぶべきか」に戻しましょう。
 
iPhoneの場合、最新のiPhone14シリーズのストレージ容量は128GB、256GB、512GBモデル、iPhone14 Proシリーズのストレージ容量は128GB、256GB、512GB、1TBなので、最小容量(128GB)と次のモデル(256GB)との容量差は128GB、価格にして15,000円も差があります。
 
256GBではなく512GBを選べばプラス3万円高くなり、1TBだとさらに3万円上乗せされます。
 
アプリを数多くインストールしている方や、いくつものゲームをプレイしている方など、大容量を必要とするユーザーは別として、心配なのが写真の保管だけなら、iPhoneは128GBモデルを選択し、iCloud+と(Amazonプライムの会員となり) Amazon Photosを併用することをお勧めします。
 
Amazonプライムの会員(年間4,900円)になると、Amazon Photosが利用可能となり、フル解像度の写真を無制限に保管できるからです(ただしAmazonをめったに使わないという方には推奨しません)。
 
Amazon Photos
 
筆者は近々の写真や手元に置いておきたい写真はiCloud+に保管してiPhoneなどですぐに見られるようにしておき、そのほかの写真はすべてAmazon Photosにアップロード、iPhoneやiCloudには保管しないようにしています。
 
ちなみにiCloud+の料金は、50GBストレージの場合月額130円、200GBは同400円、2TBは同1,300円です。筆者は50GBプランを契約しています。使用しているiPhoneのストレージ容量は128GBです。
 
iCloud+
 
 
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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