Appleサプライヤーの村田製作所、23年3月期の純利益が28%減〜スマホ需要減退で

村田製作所

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Apple、Samsung、Lenovoグループなどに部品を供給する村田製作所は、2023年3月期の純利益は前期比28%減の2,260億円になると2日発表しました。当初の予想を710億円下回る数字となっています。

今期のスマホの出荷台数予想を10億7,000万台に引き下げ

村田製作所は昨年10月時点で、2022年内にスマホ需要が回復することはなく、来期も期待薄であると述べていましたが、今回2度目となる今期の業績見通しの下方修正を行いました。
 
村田製作所の売上高が落ち込んだ理由として、中国などの地域でのハイエンドスマホの需要の減少が挙げられています。同社は昨年4月時点で今期のスマホの世界需要は13億7,000万台との見方を示していましたが、今回10億7,000万台に引き下げています。
 
工場稼働率も、需要に合わせて従来の85〜90%から23年1〜3期は80%にまで落とすとのことです。

来期にはスマホの世界需要が回復へ向かう?

村田製作所の中島規巨社長は、24年3月にはスマホの世界需要が数%微増すると見込んでおり、ようやく来期に若干の回復の兆しがあるようです。
 
中国でiPhone14 Proシリーズの異例の値引きが行われていると報じられたばかりで、スマホ需要の弱さが浮き彫りになっています。
 
 
Source:日本経済新聞
Photo:きゃもらいなー/Wikimedia Commons
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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