2023年2月6日 05時09分

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Google、App Storeのポリシーに反するiOS用Webブラウザを開発中

Google ロゴ


 
Googleが、WebKitベースではない用ブラウザを開発しているとの情報が入ってきました。はiOS用ブラウザにWebKit以外のレンダリングエンジンの使用を認めていませんが、Googleは開発を継続していると報じられています。

Blinkを採用したiOS用ブラウザを開発中

The Registerが伝えたところによれば、GoogleのChromium開発者たちはレンダリングエンジンBlinkを採用したiOS用ブラウザを開発中とのことです。
 
App Store Reviewガイドラインの2.5「ソフトウェア要件」の2.5.6では、Webを閲覧するAppでは、適切なWebkitフレームワークとWebKit Javascriptを使用する必要があります、と記載されていますが、Googleの姿勢はこれに反することになります。
 
iOS用ブラウザはすべてSafariに採用されているレンダリングエンジンWebKitベースでなければならないということは、他社製のブラウザでも基本的にSafariと同じになってしまうということを意味します。
 
WebKitベースでないiOS用ブラウザというのはこれまで存在してこなかったため、今回ニュースになっているわけです。

AppleはWebKit以外の使用をすでに検討している?

昨年12月、AppleがiOSでWebKit以外のブラウザエンジンの使用を許可する可能性があると報じられました。WebKitしか認めないというAppleの姿勢は独占的であるとする新しい法律に対応するためとされています。
 
Googleの広報担当者は、「これは、iOS上のパフォーマンスの特定の側面を理解することを目的に、オープンソースプロジェクトの一環として開発している実験的なプロトタイプです」と説明していますが、ブラウザ移植の始まりとする見方もあります。
 
「Appleの顧客はやっと実際のブラウザの選択肢と競争から恩恵を受けることができるようです。これは、Safariチーム、iOSユーザー、Web開発者、そしてWeb上でビジネスを行うすべての人に利益をもたらすに違いありません」と、Appleのポリシー変更を働きかけてきた開発者団体Open Web Advocacyはコメントしています。
 
 
Source:The Register via MacRumors
(lexi)

著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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