iPhone14 Pro、今年のベストカメラ賞を受賞〜マーケス・ブラウンリー氏選

 
登録者数1,650万人の人気テック系YouTuberのマーケス・ブラウンリー氏が、様々な部門ごとに2022年のベストスマホを選出しました。

8つの部門でベストモデルを選出

スマホカメラのブラインドテストの実施などで知られるブラウンリー氏は、2022年内に発売されたスマホのうち、以下の部門ごとにベストなモデルを選びました。
 

• ベストな大きいスマホ
• ベストな小さいスマホ
• ベストなカメラシステム
• ベストなバッテリー
• デザイン賞
• 価値賞
• 今年の失敗
• MVP

ベストな大きいスマホ

ブラウンリー氏が選ぶ、今年のベストな大きいスマホはSamsung Galaxy S22 Ultraです。スタイラスを追加しながらも、5,000mAhの大容量バッテリーを維持した点、素晴らしい背面カメラ、音質の良いスピーカー、良質なソフトウェアなどが評価されており、ハードウェアはつまらないと感じるほど何も問題がないとのことです。
 

 
同部門で準優勝に選ばれたのはASUS ROG Phone 6です。ワイヤレス充電の欠如など、足りないものもありますが、正面の素晴らしいスピーカーやイヤホンジャックなどが評価されています。
 
加えて、Xiaomi Mix Fold 2も言及されています。IP規格に準拠していなかったり、全世界で販売されておらず入手が容易でなかったりしますが、折りたたんだときに普通のスマホと同じくらいの厚さに収まるようになっており、この点が高い評価を受けています。
 

ベストな小さいスマホ

昨年のベストな小さいスマホはiPhone13 miniでしたが、今年のiPhone14シリーズにはminiモデルがなかったこともあり、ASUS Zenfone 9が選ばれています。
 

 
ASUS Zenfone 9はブラウンリー氏が特に気に入っているようで、Snapdragon 8+ Gen 1システム・オン・チップ（SoC）、1,080pの高リフレッシュレート有機EL（OLED）ディスプレイなどのフラッグシップ級の機能、素晴らしいソフトウェア、大容量のRAM、高品質のカメラなどを評していますが、特にバッテリー駆動時間の長さが素晴らしいとのことです。
 
その他には、パスポートサイズのOPPO Find N2がこの部門で挙げられています。「もし折りたたみPixelが作られるとしたら、このような感じになるだろう」とブラウンリー氏はコメントしています。
 

ベストなカメラシステム

ブラウンリー氏が行ったユーザー投票型のブラインドテストでは、Pixel 6aがベストカメラに選ばれており、暗所での撮影に強いvivo X90 Pro+も候補に挙げられていますが、2022年のベストなカメラシステムはiPhone14 Proシリーズが受賞しました。
 
iPhoneがブラウンリー氏の選ぶベストなカメラシステムに選出されたのはこれで4年連続となります。画像の品質が安定しているのはもちろんのこと、カメラを開く速度、オートフォーカスの速度などが高く評価されています。
 
iPhone14 Proは特に動画撮影が評価されており、オーディオ品質、色彩の一貫性、Pro Res、シャープさなどが素晴らしいとのことです。ブラウンリー氏がスマホでYouTube動画の撮影を行う際、iPhone以外の選択肢が考えられないほど、他のデバイスとの違いが大きいそうです。
 
唯一の難点として、iPhoneからのファイルの取り出しに時間がかかると同氏は述べていますが、それでもベストなカメラシステムであることには変わりないとのことです。
 

ベストなバッテリー

ブラウンリー氏が選ぶベストなバッテリーは、ASUS ROG Phone 6となりました。同機は6,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、65Wの急速充電が可能です。ゲーミングにフォーカスして作られたROG Phone 6は、リフレッシュレートを165Hzから60Hzまでの間で調整可能で、その他諸々のバッテリー機能を考慮すると、同部門でナンバーワンになるそうです。
 

 
この部門での準優勝として、iPhone14 Plusが選出されていますが、ベストな小さいスマホを受賞したASUS Zenfone 9も、その素晴らしいバッテリーパフォーマンスが評価されています。
 

デザイン賞

型にはまらない考え方でスマホをデザインした今年のデザイン賞にはNothing Phone (1)が選ばれました。透明なデザインテーマと、ライトによって通知するGlyphインターフェースが評価されています。
 

 
ベストな大きいスマホでも挙げられたXiaomi Mix Fold 2は同部門でも佳作賞を受賞しています。
 

価値賞

販売価格に対して、ベストな機能を提供する価値賞には、Pixel 7が選ばれています。フラッグシップ並みのスペックながら、599ドル（日本では82,500円）という廉価が評価されています。
 

 
その他にも、699ドル（約93,600円）のASUS Zenfone 9が挙げられており、佳作賞としてRealme 10 Pro+も選出されています。
 

今年の失敗

多くのデバイスが発売された2022年でしたが、何の特徴もないデバイスになってしまったとの理由でOnePlus 10Tが今年の失敗に選ばれています。
 

MVP

栄えある今年のMVPに輝いたのは、Pixel 7でした。価格の割にあまりに素晴らしいため、Pixe 7 Proを勧めることができなくなるほどだそうです。
 
準優勝となったのは、ブラウンリー氏が何度も賞賛してきたASUS Zenfone 9です。同氏は同機のあらゆる機能を賞賛していますが、何よりも使っていて本当に気に入ったデバイスだったようです。
 

 
 
Source:9to5Mac
(lexi)