ハワイの火災、3分の1がモバイルバッテリー等のリチウム電池が原因

    モバイルバッテリー

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    米国メディアHawaiiNewsNowは12月15日、ハワイ州のオアフ島における火災の原因の3分の1以上がリチウム電池だったと報じました。リチウム電池はスマートフォンモバイルバッテリー等の一部電化製品や、電気自動車に使用されています。

    リチウム電池が火災の原因に

    ホノルル消防署によると、2020年から2022年の間に発生した火災のうち、3分の1以上はリチウム電池に起因するものでした。具体的には、167件の火災のうち58件がリチウム電池により発生しています。
     
    なお、リチウム電池による火災が小規模だったため致命傷を負った被害者はおらず、軽傷だった模様です。
     
    ホノルル消防署のタカハシ消防司令長は、リチウム電池は一般的に安全だが「過充電や熱暴走により電池内部で化学反応が起き、発火する危険性がある」と注意を呼び掛けました。
     
    また別の担当者は「携帯電話を充電する際は、ベッドの上や可燃物の近くで充電しないようにしてください」と周知しています。

    日本でも注意喚起

    世界各地においてスマートフォンやモバイルバッテリーのリチウム電池による事故が散発的に発生しており、2022年9月にはインドでXiaomi製スマートフォンが爆発する事故が発生し、使用者の女性が死亡しました。
     
    また、日本の国民生活センターはスマートフォンやリチウム電池の使用方法に関する注意喚起を行っており、布団の上でのスマートフォンの発熱やモバイルバッテリーの熱暴走の様子を公開しています。
     
     
    Source:HawaiiNewsNow
    Photo:ぱくたそ
    (seng)

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    この記事を書いた人

    海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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