米議会、TikTokの米国内での使用を禁ずる法案を検討

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現地時間2022年12月13日、マルコ・ルビオ上院議員(共和党)は、人気のソーシャルメディアアプリTikTokが、米国内においてスパイ活動に悪用される危険性があるとして、同アプリの使用を禁ずる法案を提出しました。

トランプ元大統領が推進したTikTok締め出し案

ルビオ議員の提出した法案は、TikTokを含む中国およびロシア企業が運営しているすべてのソーシャルメディアの使用を禁止するという内容です。
 
TikTokを米国から締め出すという規制案は、トランプ元大統領時代に提示され、一時期は米国内での事業については米企業に売却すべきとの段階まで話が進みましたが、同大統領の任期終了とともに立ち消えとなりました。

TikTokは安全保障上の脅威

しかし2022年6月、米連邦通信委員会(FCC)が、TikTokが安全保障上の脅威であるとして、AppleとGoogleにアプリストアからのTikTokの削除を求めました
 
そして過去数週間というもの、ワシントンにおいてTikTokの危険性が再び論議されており、11月には連邦捜査局(FBI)長官のクリストファー・レイ氏が、中国政府がTikTokを利用して、米ユーザーやデバイスを監視、影響を及ぼす危険性が高いと発言しています。
 
州政府レベルでもTikTokの是非が問われています。アラバマ州とユタ州は12月12日、国家安全保障に有害であるとして、それぞれの州政府で使用するデバイスやコンピュータにおけるTikTokの使用を禁じました。

 
 
Source:Reuters
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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