工場暴動も関係なし?iPhone14 Proの発送日数が短縮傾向に

    foxconn 工場

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    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるロックダウン政策をきっかけとした、iPhone組み立て工場での暴動の影響が深刻視されるなか、意外にも供給体制は改善傾向にあるとのレポートが登場しました。

    リードタイム短縮傾向に

    生産ラインに就く前の新入社員が主だったとはいえ、2万人が離職することになった暴動は、ただでさえ需要に追いついていないiPhone14 Proシリーズの供給ペースをさらに落としたと言われています。
     
    Bloombergによると、鄭州工場での暴動の影響によって、iPhone生産台数は当初の年間見通しよりも600万台引き下げられたと考えられています(Foxconnは量産ペースが減産することはないと発表しています)。
     
    しかし、投資銀行JP Morganの分析では、iPhone14 Proシリーズの受注から発送までの時間(リードタイム)は、中国国内を別にすれば、前週の平均41日から今週は平均35日へと短縮されているそうです。

    最も悪い時期は脱した?

    これを受けて、JP Morganは「供給改善に関する心強い傾向」がうかがえると指摘、「供給問題との関係において、最も悪いサイクルを過ぎていることを示しているように見える」と分析しています。
     
    通常の生産レベルに回帰するには、まだ数カ月を要すると考えられますが、需給バランスが回復傾向にあるのは良い証でしょう。
     
    事実、Foxconnも改めて12月に大規模な人員増員を行うことを発表しています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (kihachi)
     
     

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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