“iPodの父”ことトニー・ファデル氏、ARMの役員に就任

    ARM トニー・ファデル

    ARM トニー・ファデル
     
    “iPodの父”として知られるトニー・ファデル氏が、チップ設計企業であるARMの役員として新たに就任したことが分かりました。

    ARMとの長い関わりをアピール

    元Apple副社長であるトニー・ファデル氏は、現在Appleとは直接的な関わりを持っていないものの、iPod成功の立役者としてその名を広く知られています。
     
    そんな彼がARMの役員の一人として、社外取締役に就任したことが同社から発表されました。ファデル氏自身も「30年以上に渡って、ARMの技術に関わってきた」立場であることを強調、「ARMなしではiPodやiPhone、Nest(ファデル氏が創設したスマートホーム企業でAlphabetが買収済)を作ることはできなかった」と色気たっぷりに語りました。
     

    “iPhoneの父”でもあったファデル

    先日もiPod生誕21周年を祝うコメントを出したトニー・ファデル氏ですが、同氏が深く関わったのは、iPodだけではありません。
     
    Appleが爆発的な成長を遂げるきっかけとなったiPhoneは、すでに成功したiPodをさらに進化させる方向性で、ファデル氏の元で開発が進んでいました。
     
    その証拠に、最終的に日の目を見なかったものの、iPodのクリックホイールをiPhoneにも搭載するというコンセプトの存在について、ファデル氏が開発秘話の一つとして口にしたこともあります。
     
     
    Source:AppleInsider,ARM
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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