イーロン・マスク氏のTwitter買収でMastodonの新規登録者が急増

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脱中央集権型のミニブログサービスMastodonで新規ユーザー登録を行う人が急増している、とTechCrunchが伝えています。イーロン・マスク氏によるTwitterの買収報道を受け、プラットフォームの中立性に疑いが生じたためとみられています。

分散型ソーシャルメディアは日本で意外に人気?

マスク氏によるTwitter買収が報じられたその翌日の現地時間10月28日付けで、Mastodon新規登録者数は7万人を上回ったとのことです。また、Mastodonのモバイルアプリのダウンロード数も急増しています。
 
Mastodonは、2016年3月にデビューしたオープンソースのマイクロブログサービスで、Twitterのようにユーザーのフォローやリツイートのような機能、ハッシュタグなども利用可能となっています。Twitterと最も大きく異なるのは、分散型のソーシャルネットワークであるという点で、個々のサーバー(ノード)にユーザーがサインアップするようになっています。現時点で最も人気のあるサーバーはmastodon.socialで、81万7,219人のユーザー数となっており、その次に人気の日本のサーバーpawoo.netは76万6,399人のユーザーを抱えています。

MastodonがTwitterでトレンド入り

28日、ハッシュタグ「#mastodon」がTwitter上でトレンド入りし、29日にはモバイルアプリ(iOS、Android)は1日の過去最大のダウンロード数となる34,000件に達しました。iOS、Androidを合わせてアプリをインストールしている人の総数は48万9,000人となっています。Mastodonの最大の市場はドイツで、同国で全体のインストールの37%、次いで米国で19%、日本で7%となっています。
 
それでもMastodonモバイルアプリは米App Storeのアプリランキングで上位には食い込んでおらず、「MetaText」は469位、「Mercury」は1,295位(どちらもMastodonのアプリ)とそれほどユーザーベースは大きくないと言えます。
 
 
Source:TechCrunch
Photo:Mastodon
(lexi)

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