MVNOとサブブランドのネットワーク品質調査、いずれも快適に利用可能
MM総研は10月13日、「MVNOネットワーク品質調査」(2022年9月時点)の結果を発表しました。ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線を利用するMVNOとサブブランド合計14サービスについて、通信速度、動画再生、データ通信量(ギガ)消費など6項目で評価しています。
MVNO・サブブランドの14サービスを6項目で評価
MM総研が発表した「MVNOネットワーク品質調査」(2022年9月時点)は、国内主要MVNOとして、OCNモバイルONE、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル、日本通信SIM、イオンモバイル、donedone、J:COM MOBILEの8事業者と、サブブランド(Y!mobile、UQ mobile)を対象に実施しています。
調査はSIMフリーのiPhone8を使用して、2022年9月21日(水)、22日(木)の両日、朝・昼・夜に計測し、以下の6項目について、3点を基準値として5段階評価で得点を算出しています。
- Web表示の快適さ:MM総研ホームページの表示にかかる時間(Google Chromeのブックマークレットスクリプトを使用し計測)
- マップ表示の快適さ:「新宿」を検索し表示完了までの時間(Google Chromeのブックマークレットスクリプトを使用し計測)
- 動画再生(動画再生時の遅延、動画再生途中での停止・画質):YouTubeアプリで4分10秒の動画を再生し終了時点の時間を計測
- ギガ消費(動画再生時のザッピングをした際のデータ消費量):複数の動画を同時に再生し、計測前後のデータ使用量を比較
- アプリダウンロード:「Instagram」アプリ(約260MB)のダウンロード完了までの時間を計測
- 通信速度:「Speedtest by Ookla」アプリで計測
ドコモ回線:OCNモバイルONEが全項目で満点
ドコモ回線では、OCNモバイルONEが全項目で最高得点を獲得したほか、IIJmioも平均得点4.58と、高いスコアを獲得しています。
au回線:J:COM MOBILEが高評価
au回線では、J:COM MOBILEが6項目中5項目で最高得点で平均得点4.83となったほか、サブブランドのUQ mobileも平均4.78と高得点を獲得しています。
月額料金の一部が社会貢献団体に寄付されるdonedoneは、通信速度に上限が設けられていますが、すべての項目で基準値の3点を超えています。
ソフトバンク回線:mineoはアプリDLが響く
ソフトバンク回線のmineoは、通信速度や動画再生は満点だったもののアプリダウンロード速度が響き、平均得点は3.67となりました。サブブランドのY!mobileは平均4.78と高得点を獲得しています。
各サービスとも快適に利用可能
調査結果についてMM総研は、各サービスとも全般的に基準値を上回っており快適に利用できる環境にあると評価しています。
アプリダウンロード速度は、サービスによって差が大きく、平均得点を左右する結果となりました。
ギガ消費は、ドコモ回線のイオンモバイルが8.8MBで最小でした。
各項目の詳細データは以下の表をご覧ください。
Source:MM総研
(hato)