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各Webブラウザでこれまでに発見された脆弱性の総数はGoogleのChromeが最も多く、AppleのSafariの約4倍だといいます。
今年発見されたものだけでもChromeはSafariの10倍以上だそうです。
Atlas VPNのレポートによると、今年の1月1日から10月5日までに発見されたWebブラウザの脆弱性の数は、Google Chromeが303件でダントツのトップでした。
AppleのSafariが26件なのに比べると10倍以上です。
これまでに発見された脆弱性の総数においても、Chromeは3,159件でSafari(806件)の約4倍に上っています。
より多くのユーザーがいればより多くの脆弱性を調査する研究者が存在するため、発見される脆弱性の数はユーザー数に比例しているように思えますが、必ずしもそうではないようです。
StatCounterの調査によると、2022年9月時点で各Webブラウザのシェアは以下のようになっています:
Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share
Safariのシェアは2位ですが、発見された脆弱性の数は4位かつChromeの10分の1以下であり、Safariに存在する脆弱性はシェアの割に少ないといえそうです。
Source: Atlas VPN, StatCounter via AppleInsider
(ハウザー)
本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。