クックCEOが考えるAppleで働くために必要な4つの資質とは?
Appleといえば、世界でもトップクラスの時価総額の高い企業です。そのトップであるティム・クック最高経営責任者(CEO)がイタリアのフェデリコ2世ナポリ大学でスピーチを行った際に、Appleで働くために必要な4つの資質について語りました。
クックCEOが重視する4つの資質
クックCEOがAppleの従業員に必要だと考える資質は次の4つです。
- 協調性(Collaboration)
- 創造性(Creativity)
- 好奇心(Curiosity)
- 専門知識や技術(Expertise)
協調性
クックCEOによれば、Appleで働く上で非常に重要となるのが、同僚と協力して仕事をすることができる能力だそうです。
クックCEOは「個人個人の大きな貢献が鍵だと思っていますが、優秀な2人の人間が一緒に働くことで素晴らしい成果が生まれ、小さなチームは驚くべきことを成し遂げられると考えます」とし、異なる考え方や視点、アイディアの共有が、より素晴らしいアイディアを生み出すと述べています。
創造性
創造性はAppleで仕事をしたい人に求められるもうひとつの資質です。
クックCEOは物事をいつも同じ面から見るのではなく、異なる角度から見ることができる力、問題に取り組むときにクリエイティブな解決案を生み出せる力が重要だと語っています。
好奇心
Appleでは好奇心旺盛であることが評価されるそうです。さまざまなことに興味を持って問いかけていくことが大切だとクックCEOは語ります。
「誰かが子どものような質問を始めると、問われた側はきちんと答えようとして真剣に考える、これが素晴らしいことなのです。私達は人々が生まれながらに持つこうした好奇心を求めています」
専門知識や技術
最後にクックCEOは、Appleは専門知識や技術を持った人材を求めている、と述べました。
「産業デザインに取り組んでいる時は、産業デザインに詳しい人物、あるいは大学や以前の仕事で産業デザインに携わった人が欲しいと考えます」(クックCEO)
クックCEOによると、これら4つの資質を備えた人々はこれまでもApple社内で成功しているため、Appleとしては今後も同様の資質を持つ人材を求めるとのことです。
またクックCEOは、仕事とは人々の生活を何らかの方法でよくしていくためのものであり、それが実現できない仕事はいくら収入を得られたとしてもやりがいを見いだせないだろうと述べています。
Source:Fortune via Wccftech
Photo:Tim Cook/Twitter
(lunatic)