AppleとGoogle、メキシコで独禁法違反の疑いで調査

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AppleとAlphabet運営のGoogleが、メキシコでのアプリストアの運営方法が独占的である可能性があるとして調査を受けている、とReutersが報じています。

メキシコの元通信責任者が提訴

訴状がメキシコの電気通信規制当局IFTに提出されたのは現地時間9日で、旧電気通信連合をかつて率いたモニー・デ・スワーン・アダティ氏が提出者となっているとのことです。
 
同氏の訴状では、AppleとGoogleが「アプリストアの独占を利用し、アプリ内課金に独自の決済システムを使用することで(競争を)完全に阻害している」と記されています。
 
デ・スワーン・アダティ氏はオンラインでも声明を発表しており、「Apple StoreとGoogle Playストアは15%〜20%の手数料を徴収しており、価格インフレを余儀なくされている」と指摘しています。
 
同氏は、メキシコの競争規制当局がが両社に対する調査開始の要請を拒否したため、IFTに提訴することになったと経緯を明かしています。

韓国ですでに独占的との判断

AppleとGoogleはメキシコ以外でも独禁法違反の疑いの調査を受けています。韓国では昨年すでにApp Storeの決済システムが独占的との判断が下されており、アプリ開発者にサードパーティー製の決済方法の使用を許可する新法案が可決されるに至っています。
 
昨年、日本の公正取引委員会の調査が発端となり、Appleは書籍、音楽や映像を配信する「リーダー」アプリでアプリ外のWebサイトで購入可能とする新たな方針を打ち出しています。
 
オランダでも今年始めにApp Storeでの手数料の強制的な徴収は反競争的と、集団訴訟に発展しています。
 
 
Source:Reuters
Photo:Apple
(lexi)

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