親ロシア派ハッカー集団、mixiや日本政府系サイトを攻撃、宣戦布告も

    ハッキング対策

    ハッキング対策
     
    親ロシア派のハッカー集団が、日本政府や日本企業のWebページに対するサイバー攻撃を実施したと表明し、日本政府への「宣戦布告」を行いました。日本政府はサイバーセキュリティの強化に取り組むとコメントしています。

    ハッカー集団が日本を攻撃

    松野官房長官は9月8日の記者会見において、海外のハッカー集団Killnetが日本政府に対する「宣戦布告」したと言及しました。
     
    ハッカー集団の宣言後、東京メトロ大阪メトロのWebページが一時的につながりにくい状態となりました。サイバー攻撃を受けたものと推察されます。なお、鉄道の運行には影響ありませんでした。
     
    NHKによると、ハッカー集団のKillnetはロシア政府支持を表明しており、親ロシア派の団体とみられます。
     
    また、9月6日には日本政府のポータルサイト「e-Gov」等の一部の政府系Webページが、アクセスしづらい状態となりました。Killnetは9月6日、SNSにおいて日本政府のWebページに対するサイバー攻撃を実施したと投稿しています。

    mixiも被害

    ハッカー集団のKillnetは、日本政府のWebページに加え、SNSのmixi(ミクシィ)に対してもサイバー攻撃を実施したと言及しました。実際に、mixiが一時的につながりにくい状態に陥っています。なお、記事執筆時点では、mixiのサービスは通常通り利用可能となっています。
     
    毎日新聞によると、Killnetは「日本で2番目に大きいソーシャルネットワークを使用できない状態とした」との犯行声明をメッセージアプリTelegramに投稿しています。
     
    松野官房長官は、重要インフラ関連企業もサイバー攻撃の被害を受けたとの認識を示し、官民連携を強化し、サイバーセキュリティの強化を目指すと言及しました。
     
    経済産業省と総務省、警察庁、内閣サイバーセキュリティセンターは2022年3月、ロシアによるサイバー攻撃の可能性を示唆し、サイバーセキュリティ対策の強化に関する注意喚起を実施しています。
     
     
    Source:NHK (1), (2), 毎日新聞, 首相官邸
    (seng)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次