Apple Pay、米ドルの取引額が年間6兆ドルを突破〜初のMastercard超え
米国でApple Payの取引額がさらに増加傾向にあり、Mastercardを追い越し、やがてはVisaまで届くかもしれない、と米メディアAppleInsiderが伝えています。
Mastercardはシェア3位に転落
比較サイトTradingPlatformsによれば、Apple Payは米国で2番目に人気のデジタル決済システムとなっており、年間取引額は6兆ドル(約866兆1,758億円)以上であるとのことです。
この数字は、Apple Payが取引額においてMastercardを上回ったことを意味します。Mastercardの米ドルでの年間取引額は4.8兆ドル(約692兆9,407億円)で、現在Alipayに次ぐ米ドル取引額4位となっています。
「Apple Payは、消費者にも企業にもますます適した決済手段となっています」と、TradingPlatformsの金融専門家のエディス・リーズ氏は述べています。「現在Mastercardよりも多くの取引を処理しているという事実が、その人気を物語っています」
「Apple Payは、iPhoneのNFCハードウェアを独占していることから、不当な優位性と利益を得ています」ともリーズ氏は述べています。「Apple Payは今後数年間、人気とシェアを拡大し続けると予想されます」
なお、今回公開されたデータが、どの年のどの期間のものなのか、詳細は明かされていません。
Apple Payは後払いサービスも開始
Apple PayはMastercardやVisaなどの上で機能するため、この比較自体が意味をなさないのではないか、との意見も上がっていますが、Apple Payは早ければ今年後半にも新たに後払いサービスを開始すると噂されており、ますます金融色が強まってきていると言えます。
現在、Apple Payが利用できる国の数は70を超えており、今後も対応地域は拡大していくと予想されます。
Source:TradingPlatforms via AppleInsider
(lexi)