Microsoft、iPadへの対抗でWindowsのタスクバーをタブレットに最適化
タブレットデバイスのシェアでAppleに大きく水をあけられているMicrosoftが、Windows 11をタブレットデバイスでより使いやすくしようとしています。
タスクバーをタブレットデバイスで使いやすくすることにより、iPadの牙城を崩そうとしているようです。
2つのタスクバーモードを実装
Microsoftが最近リリースしたプレビューアップデート「Windows 11 Build 25193」には、タブレットデバイスで使いやすくするための2つのモードが実装されています。
1つ目はタスクバーが折りたたまれたモードです。
このモードではタスクバーがスリムになり、特に小型のタブレットデバイスで誤操作を防いだり、アプリが画面をできるだけ広く使ったりするのに役立つでしょう。
2つ目のモードは拡張モードと呼ばれるもので、幅広のタスクバーにアプリのアイコンが並びます。
こちらはタスクバー上のアイコンをより使いやすくするためのモードです。
これらのモードは画面の下部を上下にスワイプするだけで切り替えられます。
また、これらのモードはデスクトップPCやノートPCでは有効にならず、タッチスクリーンを搭載した2-in-1タブレットなどでのみ有効になるとのことです。
iPadやAndroidタブレットに大きく水をあけられているWindows 11
Surfaceシリーズをはじめ、さまざまなWindows 11搭載タブレットデバイスが販売されていますが、残念ながらタブレットデバイス市場におけるWindowsのシェアはあまり高くありません。
2022年第2四半期(4月〜6月)の調査によると、タブレットデバイスのOS別シェアにおいてWindowsは11%のシェアでした。
しかしながら、Windows 11のタスクバーをタブレットデバイスに最適化するということは、Microsoftはまだまだこの市場を諦めていないということなのでしょう。
Source: Windows Latest
(ハウザー)