あたかもAppleから電話がかかってきたかのように見せる新手の詐欺が横行

2ファクタ認証

2ファクタ認証
 
通常と異なる場所からiCloudへのログインが試みられた後、Appleと表示された番号から電話があり、ワンタイムコードを聞かれた、とある人物がソーシャルメディアで報告しています。

電話は本家Appleからのように偽装されていた

The Apple CircleというYouTubeチャンネルを運営するジョン・レッティンガー氏(@Jon4Lakers)は、最近自分の身に起こったiCloudアカウントの詐欺についてTwitterで説明する動画を公開しました。
 
同氏によれば、まず2ファクタ認証に関する複数のアラートをiPhoneで受け取ったといいます。他人が自分のiCloudアカウントに入ろうとしているのに気づいたため、コード要求のプロンプトを拒否し、iPhoneですぐにパスワードを変更したそうです。
 
その後、あたかも本家Appleであるかのように偽装された電話がかかってきたそうです。Appleと名乗る人物は、アカウントの不正行為に気づいたこと、パスワードのリセットが2回試みられたこと、その後にさらにパスワードのリセットが行われたことをレッティンガー氏に伝え、ユーザーが「大丈夫かどうか」を確認するために電話をかけていると述べたそうです。

あたかも本物であるかのような言い回し

レッティンガー氏はカリフォルニアにいましたが、iCloudアカウントへのログインの試みはカナダのバンクーバーからでした。電話の発信者は、「高度な保護(advanced protection)」プログラムに同氏を登録し、また、同氏のアカウントを「凍結(freeze)」したいと言ってきたとのことです。
 
送られてくるワンタイムコードをその場で読み上げて欲しい」と頼まれたとき、レッティンガー氏は完全におかしいと気づきました。「コードを電話越しに誰にも絶対に言ってはいけない」と同氏は他のユーザーに対して警鐘を鳴らしました。
 
レッティンガー氏が「他の方法はないか」と聞くと、電話の発信者は電話を切ったといいます。
 


 
 
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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