iPhone14でのノッチ縮小の理由を説明する特許が公開か
Appleは、iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxで、ピル型の新たなノッチを採用するといわれていますが、それをどのように実現できるかを示すような特許出願が米国特許商標庁(USPTO)により公開されました。
プリズムでより大きな表示領域を確保
特許出願では、カメラ、赤外線カメラ、そして赤外線を方向転換させることができる「光の方向を変える要素」を含むデバイスのいくつかのバリエーションが説明されています。プリズムを用いることで赤外線カメラやフラッドイルミネーターなどが占める面積を減らし、ノッチを小さくする方法が説明されています。
Appleはすでに現行のiPhone13ラインナップで自撮りカメラ、赤外線カメラ、深度センサー、ドットプロジェクターなどで構成されるノッチを20%縮小させることに成功していますが、今回の特許技術でその技術の一部をノッチサイズをさらに小さくするようアレンジできるといいます。
特許出願には、以下のように記されています。
例えば、光の方向を変える要素は赤外光の透過方向を変えることができるため、赤外線カメラは必ずしも特定の設置場所に限定される必要はありません。代わりに、スペースに制約のない場所に設置し、光の方向を変える要素を用いて赤外線を特定の方向に投射することも可能です。これにより、カメラやセンサーの全体サイズを小さくすることができ、カメラやセンサーを保持するためのノッチのサイズを小さくし、デバイスの表示領域を大きくすることができます。
Source:Patently Apple via The Verge
Photo:AppleInsider
(lexi)