完全手ぶらのキャッシュレス決済!アメリカのスーパーで「手のひら決済」が始まる
日本ではスマートフォンやスマートウォッチを利用したキャッシュレス決済が広がりを見せていますが、アメリカではその先を行くキャッシュレス決済が提供開始されました。
これは手のひらをスキャンするだけで決済が可能なものであり、完全に手ぶらで買い物ができます。
Amazon傘下のWhole Foodsで手のひら決済が可能に
この手のひら決済を開始したのは、Amazon傘下のスーパーマーケットであるWhole Foodsの一部店舗です。
手のひら決済はAmazonの決済サービス「Amazon One」の一部として提供され、消費者は、
- 決済カードと電話番号の登録
- Amazonの利用規約への同意
- 手のひらの画像の共有
をおこなうことで利用できます。
スキャンした画像は暗号化された後Amazon Oneのサーバーに送られ、そこで個人を特定するそうです。
支払時は手のひらをスキャンするだけなので、財布はもちろんスマートフォンやスマートウォッチも必要なく、完全に手ぶらで買い物ができます。
デバイスメーカーには痛手?
Amazonは手のひら決済以外にも「Just Walk Out」という、カメラとセンサーを利用して自動的に決済をおこなう技術も持っています。
Just Walk Outの場合、購入者および手に取った商品が自動的に認識されるため、レジを通さずにそのまま店の外に出ることが可能です。
日本でも同様の技術の実証実験がおこなわれています。
これらの決済手段の普及は消費者にとっては便利ですが、AppleのようにiPhoneやApple Watchといったデバイスを使った決済手段を提供するメーカーには痛手になるかもしれません。