Apple、iOS16ベータなどの非公式共有サイトに警告、サイトは閉鎖へ

    Apple Developer

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    iOS16などの開発者向けベータを無断で公開・共有していたWebサイトが、Appleからの警告を受けて閉鎖に追い込まれていることが分かりました。

    非公式のベータ配布サイトが閉鎖

    Appleは6月に世界開発者会議(WWDC22)で発表したiOS16、iPadOS16、macOS Ventura、watchOS9、tvOS16などのベータソフトウェアを、登録した開発者向けに提供しています。
     
    これらのベータソフトウェアを非公式にダウンロード可能にしていたWebサイト、BetaProfiles.comとIPSW.devが、アクセスできなくなっています。
     
    BetaProfiles.comはTwitterで「Appleとの法廷闘争に巻き込まれたくない」としてWebサイトの閉鎖を予告しています。
     
    米メディアMacRumorsによると、BetaProfiles.comはAppleの弁護士から、Webサイトを閉鎖しないと法的措置をとる旨の警告書を受け取ったことを認めています。
     


     

    Appleの弁護士が申し立て、関係ツイートは非表示に

    Appleを担当する弁護士事務所Kilpatrick Townsend Stocktonは、米デジタルミレニアム著作権法(DCMA)に基づき、IPSW.devに言及したツイートがAppleの知的財産権を侵害しているとの申し立てをしています。
     
    申し立ての対象となったツイートは、すでに「著作権者からの報告」により非表示になっています。
     


     

    ベータの利用はAppleへの登録と利用規約への同意が必要

    iOS16などの次世代OSは現在、開発者向けベータに加えて登録ユーザー向けのパブリックベータもリリースされています。
     
    開発者向けベータの入手には、Apple Developer Programへの登録が必要で、個人登録の場合、年額99ドルが求められます。
     
    Apple Beta Software Program
     
    パブリックベータは、AppleのApple Beta Software Programに登録し利用規約に同意すれば無料で試用できます。ただし、あくまでも開発中のベータ版のため不具合が残っている場合もあり、日常的に使用するデバイスにインストールすることは推奨されません。

    iOS16は9月、iPadOSやmacOS Venturaは10月に正式公開か

    一般ユーザー向けの正式版は、iOS16やwatchOS9は9月、iPadOS16とmacOS Venturaは10月に公開されるのではないかと予想されています。

     
     
    Source:MacRumors
    Photo:Apple (1), (2)
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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